さて、いよいよ葛西臨海水族園の建築的考察しますよ。
これまで、水族館の歴史やいろいろな水族館を見てきて、
そして、水族館王のケンブリッジセブンの作品を見てきて、
特に、海遊館を見てきて、
あらためて、葛西臨海水族園を見ると、特に上から建築を見ると
ちょっとびっくりするわけです。
この、周囲には緑と海しかない、
あまりに何もなさに…
上からみると…水盤とガラスのドーム以外はなにもない。
なのに、圧倒的なこのインスタ映え
これはですね、なんにもないんじゃなくて、
空がある
そして
海がある
そのことを
気付かせようとしているんです。
私の好きな、ランボーの詩の一片に次のようなフレーズがありますが、
見つけたぞ!
永遠を
海と溶け合う太陽を
これは、地中海の光景といわれているんですけど、
まさにその詩が浮かぶような、そういう場所を人工的作りだしている。
水族館なのに
どうやって、それを実現しているのかというと…
つづく