古都、京都ですら古い建物を大事にしていない。
同志社創立者の関連建物ですら壊している…という現況報告でした。
おそらく、同志社大学の関係者は、この機会に古い建物をぶっ壊して、売却したり、ホテルにしたり、
大学経営の強化などという似非大義名分に乗っかって行動しているんだと思いますが、
同志社には、理工学部建築学科を持たない弱みで、デベやゼネコンの営業に、いいようにヤラレテるんだと思います。
世も末でしょう。
ちなみに、この同志社のフレンドピースの南に位置する、梨の木神社。
ここでも、神社の社社殿を維持管理するにはしょうがない…とかいう屁理屈で、思いっきりマンション建ててるヤツラがいまして、
世も末感をさらに押し広げています。
同じような論旨で、下鴨神社でもマンション建設していますけど…。
そのような日本全国的な風潮の中で、岩国の本郷村ですが、
そもそも、本郷村のような山奥の集落が、今後どのように共同体を維持していくのか…大変な課題です。
そして、そのような山間の集落に、この庁舎建築のように立派なものが残っていたという奇跡。
普通はですね、残らないんです。
ほとんどの行政庁舎は、戦後になって、もっと、くだらねえ感じの、
どこの県や市に行っても同じような、モダニズム系の機能主義建築。
戦前の、お上がエラい系を否定する、何もかもフラットでエラい人など居ません系のオフィス建築みたいなものに成り下がっています。
結果として、地域性とか、庁舎建築に必須の中心性や象徴性を、あらかじめ放棄しているようなものばかりに、なり果てました。
つづく