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Channel: 建築エコノミスト 森山高至「土建国防論Blog」Powered by Ameba
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「ボルトがない!」で建設パニック④

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一言に鉄といっても、様々な種類がある。

製造方法でも違いがある。

では、今、無いぞ無いぞ大変だぞ!で問題になってるボルト。

そこに使われているタイプの鉄とはどのような鉄なのでしょうか?

 

それはですね、「高張力鋼(こうちょうりょくこう)」といいます。

凄そうな名前でしょう?

「鉄」という字は入っておりません、「鋼」です。

そして、「高張力」、英語ではHigh Tensile Strength(ハイテンシルストレングス)です。

残念ながら「ハイテンション」ではありませんでした。が、建設現場ではみんな「ハイテン」と呼んでます。
 

TensileとTensionは、語が似ていますが、Tensileは張力の、緊張のという形容詞、Tensionは緊張した状態という名詞です。

両方とも、tense、ピンと張った状態を示す言葉、語源はラテン語の「伸ばされた」からきてるようですね。

 

つまりは、高力ボルトというのは、高張力鋼で出来ていて、引き伸ばされようとする力に耐えるのが役目なんです。

 

つづく

 


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