一言に鉄といっても、様々な種類がある。
製造方法でも違いがある。
では、今、無いぞ無いぞ大変だぞ!で問題になってるボルト。
そこに使われているタイプの鉄とはどのような鉄なのでしょうか?
それはですね、「高張力鋼(こうちょうりょくこう)」といいます。
凄そうな名前でしょう?
「鉄」という字は入っておりません、「鋼」です。
そして、「高張力」、英語ではHigh Tensile Strength(ハイテンシルストレングス)です。
残念ながら「ハイテンション」ではありませんでした。が、建設現場ではみんな「ハイテン」と呼んでます。
TensileとTensionは、語が似ていますが、Tensileは張力の、緊張のという形容詞、Tensionは緊張した状態という名詞です。
両方とも、tense、ピンと張った状態を示す言葉、語源はラテン語の「伸ばされた」からきてるようですね。
つまりは、高力ボルトというのは、高張力鋼で出来ていて、引き伸ばされようとする力に耐えるのが役目なんです。
つづく