築地市場の機能をプラン的に突き詰めていくと”空港に似る”。
しかしながら、ただ単に駐機台数を増やすと直線的に伸びていって、
移動距離が長くなって、乗り換えに不便な空港が出来あがってしまう。
そこで、
ゲルカン&マルクが設計したドイツのベルリン・テーゲル空港を参照してみようということでした。
平面図はこうなっています。
六角形のリング、上図では右下にあたるところが、ターミナル入り口で、アプローチの道路も六角形に沿うようにグルリとループしています。
なるほど、、、
こうなっている。
で、築地の方を見てみますが、
たとえば、、昔の築地に旅客機を並べてみました。
なんか、空港としてもいけそう。
ていうか、まんま空港と同じ空間デザイン思想で出来ていた。
動きも、このような流れになっていた、、、かつては。
それが、今ではこうなっている。
動きがせき止められている。
なので、建て物内の大通路が大変な混雑。
荷受けのスペースと導線が迷路。
ここです、解決しなきゃならんのは!
老朽化しているから使えないのではなく、新旧の建て物が無秩序に増築されている。
結果、通り抜けが出来なくなっている。
なんで、そんなことになっているのか?
ちょうど、今、そのあたりの資料をひもといています。
つづく