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来週の4月17日らいじんぐ産「“ショベルカー” “人間の手”をめざして」が 再放送

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来週の4月17日水曜日の深夜(正確には木曜日0時)
一昨年、わたくしが出演させていただきましたNHKBSプレミアムの人気番組 
らいじんぐ産~追跡!にっぽん産業史~
「“ショベルカー” “人間の手”をめざして」が再放送されます。

らいじんぐ産~追跡!にっぽん産業史~

NHK番組表

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日本の技術で革新的に進化した建設作業車
通称「働く自動車」ですが、その中でも象さんのイメージ
ショベルカーを巡る開発秘話、未来に向けていろいろな話題が出てきます

ぜひ、ご覧ください。



なかいたレボリューション

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古い木造住宅の耐震診断、耐震補強の相談が多く寄せられ
開設した城北事務所in中板ですが、いろいろ探検中です。

板橋エリアは江戸情緒を残した街並みが
非常にいい感じで、東京の京都って感じです。駒込もそう思いましたが、、
の中板橋でとってもがんばっている立ち飲み形式のワインバーponteさん
タベログponte

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では、おしゃれなワインバーと思いきや、店長の橋爪さんが、
日本全国の蔵元さんを回って足をつかって
仕入れてきた幻の日本酒を惜しげもなく一杯500円で提供されています。

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広島県は竹鶴酒造 竹鶴 純米にごり酒とか

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手に入らなくて有名な飛露喜とか

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宮城県の金の井酒造さんの綿屋とか


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山形県朝日川酒造さんの山吹極とか
ちょっと呑めないぞ、というお酒が次々と、、

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つまみも相当手が混んでいるのにリーズナブル
今まで食べた中で最高のポテトサラダ、ポテトがホッコリホクホクして、
そこに胡桃や松の実がからんで、とっても香ばしい一品です。
橋爪さんは料理も天才的なんだよなあ。

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今日は、私がタケノコ大好物ということでタケノコ入りのお稲荷さんを夜食用と、
お土産までいただいてしまいました。
ぜひ、みなさん行ってみてください。

中板橋は通称「なかいた」ですが、そのほかとっても美味しくて素敵なお店が
江戸っ子下町人情あふれるノリでいっぱいあるんです。
今後、ガンガンご紹介していきたいと思います。

もちろん、お隣の大山とかときわ台もそうなんですけどね!
これはもうイタバシズムですね。

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木造マンガ「超時空建築ポリス審査官アカネ」もうすぐ

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先日の鉄骨マンガに続いて木造マンガの方も佳境にはいっておりまして

マンガ家の高村しづ先生より「実際の上棟現場を見学したい」とのことで、

埼玉県の榊住建さんにお願いして現場を見学させていただきました。

ほっとする木の家づくりの工務店埼玉県榊住建


雨が降ったりやんだりのあいにくのお天気でしたが、施主の大曽根さんが

来られるとそれまでの雨がピタっとやんでくれました。



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テキパキと棟上げが始まっております。

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1階まで立ち上がっております。

現場の方々への質問の様子など聞いていますと、、高村さんがアカネじゃん!


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熱心に木造軸組みの様子を見てる高村さん。


上棟編の扉ラフ

この構図がいいですねえ。

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上棟でのひとこま

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お話の内容としては、伝統木造工法に憧れがあったアカネですが、

現代の最新の木造現場を見ていろいろと勘違いしたり納得したりの内容です。

犬型汎用通信端末「コルビー」も大活躍します。


大曽根さま、榊住建監督の今井さま見学させていただき、

ありがとうございました。


木造マンガ「超時空建築ポリス 審査官アカネ」過去の予告編


高村しづ先生twitter



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デフリンピックとは何かを福原愛さんからの応援メッセージなどを交えてご紹介します!

ええーっ!1/12便器プラモがアオシマから

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プラモデルといえば我々昭和40年世代にとっては
タミヤのミリタリーシリーズでジオラマと相場は決まっているのですが

今春、なんとアオシマから便器のプラモが販売されているんですよ。

企画・発売:株式会社マイルストン
設計・製造:株式会社 青島文化教材社

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普通の小便器じゃん!

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フィギュアと合わせるとなんか、なまなましいですね。


【俺たちの男子便所】水洗化してみた(ニコニコ動画(原宿))
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20822400
まさかの立体化……「1/12 洋式便所」がアオシマから発売決定(やじうまWatch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/20130125_584953.html
青島文化のくまぶろぐ)
http://ameblo.jp/aoshima-kumablog/entry-11455549409.html


とのことです。

日本のプラモどこに向かうんだ?と思っていましたら、
こんなものもあるみたいです。

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1:12 会議机と折畳椅子(ハセガワ)
http://www.hasegawa-model.co.jp/hp/catalog/fa_series/fa2/index.html

下記のレビューを拝見してみますと、、
これらは、フィギュアの背景セットとしての需要があるみたいですね。
玩具不十分 : マイルストン 俺たちの1/12 男子便所 レビュー してないねこれ


だったら、アオシマさん。作ろう!「けいおん!」唯の家も
けいおん!における建築的考察 1 「平沢家編」


小便器に関する過去記事
絶滅危惧器具 家庭用小便器


ついに、始まってしまった、、新黒沢

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かねてから、ビッグコミック オリジナル で告知されていた。
あの黒沢の新連載。
最強伝説黒沢が帰ってきた。

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7年前、突然の打ち切り。
黒沢の死、をもって終わっていたはずなのに。
実は、黒沢は、生きていた。
という、まさかの新連載。

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読むものを、選ぶという稀有なマンガ。
メンタルが弱い人には決してオススメできない。

もしくは、メンタルが弱いがゆえの黒沢との出会い。

イタリアネオレアリズモのモノクロ映画。
とりあえず、知的好奇心とか、話題につられてとか、
映画評論家のコメントに釣られ、、ファッション的な軽い気持ちで、
見てしまった後の圧倒的な後悔。
アート系ミニシネマとかでヴィットリオ・デ・シーカ監督の「自転車泥棒」を
見てしまったときのような、、激落ち。

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それと同等の読まなきゃよかったというほどの、
脳とハートへの破壊力を秘めているマンガ。
作者であるはずの当の福本先生が書きながら泣いてしまったという
「最強伝説黒沢」が、帰ってきました。

アベノミクスとかTPPとか、
グローバルブラック企業として社員全員年収100万円宣言のユニクロとか、
合併後数年でSANYO元社員の9割削減とか言い出すパナソニックとか、
そんな非情の時代に


黒沢はわれわれに救済をもたらすのか

先日、すばらしいタイルを拝見してきました。

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タイルといえば、もともと焼物であったものが、
大手メーカーさんの製造努力と機械化によって均質化が進んで
プラスティックのようにツルツルピカピカになってしまって、
本来の陶器や釉薬の味わいがなくなってしまっているともいえます。

ところが、今回見せていただいた店舗に使われているタイル


NADAのデザイナー原田博史さんデザインのお店にご案内されびっくりしました。
http://nada-design.com/


ツキトカゲ新町店
http://www.tsukitokage-shinmachi.com/info.html

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ゴツゴツとテラテラとづるんっとした質感が風格があっていいですよね


一方、モダンなデザインのプレーンなホワイトの壁面も、
しっとりとぬるぬるとペトペトでかわいい感じに仕上がっています。

エクスクラメーションフーズ
http://www.exfoods.junfoodservice.com/

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これらのタイルは、ドッキリマーク正式には

!-style エクスクラメーション・スタイル さんという
京都のグループが手作りで生産しているんですよ。

京都八幡にある工房にも案内してもらったんです。

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明るい工房の様子

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詳しくは、次号のコンフォルト誌にて、、
レポーターの森山が全力で取材してきました!勝手に。

で、コンフォルト編集部に記事ごと持込です。


僕の宝物のひとつ

PR: 熱中症から身を守る予防法と対処法とは-政府ネットTV

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もしもの時の対処法や高齢者向けの注意点等、熱中症から身を守る様々な方法をご紹介!

6月10日のNHKラジオ

「午後のまりやーじゅ」月曜日

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NHKラジオ第一放送の「午後のまりやーじゅ」HPに
ご紹介いただきました。
http://www.nhk.or.jp/gogomari/

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月曜日のトークテーマは「ふるさと」とのことです。
6月10日午後2時くらいからです。
マンガ、建築、地域のこととかお話しする予定です。
http://www.nhk.or.jp/gogomari/guest/

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山田まりやさんのブログで

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昨日の午後まり❤❤❤

ということで、昨日の「午後のまりやーじゅ」放送風景をご紹介いただきました。


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みなさん、「マンガ建築考」読んでいただいて

ありがとうございます!!


まりやさん、なぎらん、道谷さん、話やすい雰囲気づくりに

お気遣いいただきありがとうございました!!


スタジオスタッフの皆様にも感謝いたします!



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ちなみに私がお土産にもっていったどら焼きとは

上板橋は石田屋さんのどら焼きです。

今年から私はイタバシスト!板橋応援団なのです。

なぎら健壱さんの素敵な本「町の忘れ物」

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先日の「午後のまりやーじゅ」出演時にお相手いただいた、なぎら健壱さん。
フォークシンガーとしても有名ですが、街歩きの名手としても有名ですよね。
そんな、なぎらさんが書かれた、写真も撮られた、凄く素敵な本があります。
「町の忘れ物」 ちくま新書 です。

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表紙の写真もなぎらさん、木柱に取り付けられた古い街灯です。
木造モルタル家屋の路地の隙間にひっそりと残っていたそうですが、
この写真自体がすでにひとつのフォークソングの詩になっている、
そんな感じですよね。

この本に出てくる写真とエッセイは中日新聞、東京新聞日曜版に、
2009年7月から2011年7月まで連載されたものを元にされているそうなのですが、
昔はどの町にも身近に見られたはずのものなのに、
いつの間にか消えた、消えようとしている、
そんなモノや出来事を街歩きのさなか
なぎらさんが、ハッと見つけたり、そういえば、、
と探し出して写真でご紹介されたものです。

で、出演時にサインしてもらいました。


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達筆ですよねえ。

本の内容は、ドブ川、煙突、看板、木製ゴミ箱、牛乳瓶受、空き地、塀、
街灯、工場、荒物屋、銭湯、等々。昭和時代を懐かしむ感じなんですが、
そこは、都会っ子のなぎらさんですから、変に感傷に走ることもなく、
しごく淡々と、軽妙洒脱に、しかしながら鋭い社会批評精神をドライに飄々と
語っておられます。

表紙の裏に書かれている一文が、とってもなぎらさんらしいんですが

「・・・かつて町にあったもの。気がつくとなくなっていて、無くなったことさえ忘れてしまうもの。
それは二度と戻ってくることはない。
変貌をつづける町で、それに追いつこうとすればするほど、
過去はないがしろにされてゆく。
変貌に慣れっこになってしまったあたしたちが、心に留めておきたい風景。
なつかしいものたち。そのひとつひとつを、写真と文でつづる。」

とあります。

変貌になれっこになってしまったあたしたち、、

というところに考えさせられました。

確かに、古いものの中に残してほしいな、、というものがあっても
しょうがない、、とか、いつかはなくなるし、、とか諦めてしまっている。

特に街並みなんかは、新しくなればなるほど、ダメな雰囲気、いやな町
駅前再開発とか、ニュータウンとか、モールとかになって、
非常にがっかりさせられるケースが多いですよね。

とかく建築とか都市計画とか、そういった大上段からの物言いは、
大概において
「変革こそ命」「新規性こそ評価」「進歩は絶対」
とかいった大前提で語られていることが多いのですが、

建築や都市の中においても、
変わらないことが生活を豊かにする面も多いと思うんです。

これからは、建築や都市論においても

「変えない技術」「戻す技術」「留める計画」
といったような積極的な保守の考え方も必要なんではないでしょうか。

なぎらさんの「町の忘れもの」を読むと、自分もなにか、
なぎら視点になって町の中からそんな「ああ、こんなのあったあった」
といった忘れものたちを見つける、気づくことができる、
そういった町歩きの楽しみを教えてくれる良書ですよ。

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マンガ学会第13回大会にて、弐瓶勉先生作品分析

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あっという間に7月も終わりですね。
ブログ更新を1月ちかくもさぼってしまってすいません。

7月のはじめにマンガ学会にて論文発表してきました。
北九州は大雨が降った翌日で湿度がすごかったですが無事晴天に恵まれました。
今回も多くの方々の興味深い発表があり、
マンガ学会益々の発展が期待できるものでした。

わたくしの発表論文はこんな感じです。


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発表時にスライドをいくつか
とりあえず、ピラネージの紹介
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スクイテンとの比較

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「BLAME!」の都市空間には巨大な天井があるんですよ。
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「BLAME!」には奇居子はまだ出ませんね。

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とか、至極真面目にやっております。


次は「シドニアの騎士」の播種船もの都市空間も考えないと、、

三菱総研さんのお打合せに行ったら、、

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JR大阪駅と梅田駅の間から、、、
なにやら見たことのある建物が、、、

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あっ!東京中央銀行の西大阪支店だ!

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大人気ですね「半沢直樹」
確かに面白いんですよね。


100倍返ししてやんなきゃならない
やつは大勢いますよね。

またサッシを作ることにしたぞ

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「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 1

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「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 2

「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 3

「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 4

「原発神社」とかいうフザケたパロディ似非アートにTwitter上で怒り狂っておりましたら
じゃあ、森山は何かアイデアあるのか、何か提案あるのか、といったご意見を
いただきました。

真に「原発を鎮める」というならこうだろ!という提案です。

町場の一介の設計士であるわたくしごときで現在の福島第一原発施設の問題について、どこまで有効な解決策がご提案できるかわかりませんが、実現性の高い土木工事提案を考えてみました。

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それは、「福島第一原発施設全体をダム湖に沈めてしまう」というものです。
それが可能になれば三つのメリットがあります。

1.冷却水の問題
2.備蓄燃料からの中性子線の遮断効果
3.燃料取り出し作業性の向上

1は、原発燃料に比較して貯水体積の容量から、完全に冷却能力が勝ります。
2もしかり、また放射性核種にさらされた汚染水の封じ込めにもなります。
3もメリット高いと思うのですが、ダム湖の上に浮かべた作業船が多数使える。


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まず、そのようなダム湖の建造が可能かどうかなのですが、
通常ダムの擁壁は日本最高の高さを誇る黒部ダムで186メートルです。

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で、福島第一の原発建屋はというと1号機原子炉建屋が49メートルです。
2号機原子炉建屋が62メートル、3号機、4号機も同様です。

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で、原子炉建屋の設置標高はというと、海抜10メートルで岩盤上に載っている
とのことですので、原子炉建屋を全面的に水没させるには70メートルの水深が
あればいい、ということです。

この規模の高さなら黒部までもない、鳴子ダム程度でいいということです。
高さ関係はクリアになりました。

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平面規模ですが、水深を70メートルまで確保しようとした場合どこまでの広がり
になってしまうのでしょうか、、、
通常ダムは山岳地域の谷間の川をせき止めていますから、
堤防の範囲も谷の傾斜面で決まります。
このような沿岸地域でうまく貯水堤防が確保されるのでしょうか。

Flood MapというサイトがありましてGoogleと連携していますのでチェックしてみました。
これは地球の海水面が何メートル上昇したらどこまでが水没するか、、を見ることができるのです。
10メートル上昇では、まったく海岸とほぼ同じ範囲です。

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20メートルを超えて

30メートル上昇では、まだそれほどでもありません。

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40メートルくらいまですかね、地形を活かして貯水するには

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この範囲から判断するに、山側では丘の部分を結びつけるように40メートルの堤防を築き

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海側では海底の岩盤面から90メートルくらいの堤防を築きあげるのがよさそうです。

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結果、これくらいの湖を形成します。
約2キロ直径です。

これは、どれくらいの工事規模なんだ?というということで
比較のために猪苗代湖とならべてみました。

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あれ?意外と小さい?イケそう?

まあ、でも海側の堤防で90メートルの高さで山側でも40メートルの堤防ですから
人工の湖って大変そうですよね。
そんな川が流れ込むダム湖以外で人口の湖ってあるの?と言われれば、

あります。

今から1300年も前に。

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かの空海が改修したことで知られる香川県の満農池です。
土の堤防ながら、高さ32メートル、大きさもほぼ福島第一原発ダム湖と
同じくらいの規模です。

また、今から400年ほど前には豊臣秀吉による有名な備中高松城の水攻めが
あります。

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これが長さ4キロメートルで堤防の高さが8メートルとされており
福島第一原発ダム湖の山側半分の規模ですね。

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驚くべきは、この工事をわずか12日間でやりきったことです。

そのような前例を考えてみれば、決してやれなくもない。
海側の堤防も津波の圧力に耐えられるものにしておけば、
再度の津波からも守られることになる。

海側の海中工事などできるのか?それはもう専門家がいます。
マリンコンスタラクター、略してマリコンです。

参照:過去記事 スエズ運河を拡張せよ 五洋建設の挑戦part1

このような工事ですが、日本全国のゼネコンやマリコンが結集すれば、
短期間に出来るんではないでしょうか

施設に延々と冷却水を流し込み続けている現状と汚染水も蓄積し続ける
状況をいったん鎮めて対応策や汚染水の除染などにかかれる時間も、
かせげるのではないでしょうか

建築・土木に関わる技術者の方々が既存の技術で、
福島原発そのものと対決するひとつの方法ではないかと思うのですが

戦わずしてじわじわと核種汚染に国土が蚕食されるなか、
土木による国土防衛策が打てるのではないか、
と考えててるのですが、私自身はこのような大規模工事の技術も経験も
ありませんので、ぜひ全国の元ゼネコンマンさんたちのお知恵で可能性を
検討し探っていただきたいと思うのであります。

土木技術を駆使した巨大な壁で人類の危機を救うといえば、
今話題の「進撃の巨人」というマンガ・アニメの作品があります。
以前考察しているのですが、

「進撃の巨人」における建築的考察1
「進撃の巨人」における建築的考察 2
「進撃の巨人」における建築的考察 3
「進撃の巨人」における建築的考察 4
「進撃の巨人」における建築的考察 5
「進撃の巨人」における建築的考察 6

この中に出てくる「ウォールマリア」という壁で守られた街の規模にも近い規模でもあります。

この物語も壁が人類を守ってくれる、という設定ですので、

福島第一原発施設全体をダム湖化計画は
「ウォールマリア作戦」とでも名付けてみたいと思います。


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つづき

「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 2

「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 3
「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 4

「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画2

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「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 1

「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 3

「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 4


一進一退を続ける福島第一原発の現状に対して、
ひとつの有効な提案となれば、、と書いております。

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福島第一原発の敷地全体をダムにして沈めてしまったらどうだろう?

の続きですが、

まず、原発サイト敷地全体を陸海に向かって巨大な壁で囲みます。

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総予算はどれくらいかといいますと約4~5兆円です。(関係諸経費含む)

ダム湖の直径が約2キロメートルとして、
ダムの総延長が2×3.14で約6.3キロメートル。

6.3キロメートル分の堤防を築くイメージですが、
この場合、地盤強度が重要ですから岩盤に設置させる必要があります。
また、重力式(本体の形状や重さで壁の転倒を防ぐ)としますので底盤が
広くなります。

福島第一原発の地層状況を調査した資料を探しましたら、ちょうど一昨日
発表されていました。
「福島第一原子力発電所周辺の地質・地下水および解析」 東京電力

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ウォールマリア計画では

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6.3キロメートル分の基礎工事が必要で、そのうち半分は海中に没してます。
地上部3.1キロの基礎は深度30メートルまで掘り下げて設置します。
海側は10メートルで基礎設置面が露出しそうですね。
地上部分での基礎工事のための掘削が1キロメートルあたり3億円といったところ
ですので約10億、海中工事は大型ケーソンというものを使いながら進捗させたとしてその5~6倍で60億円

そこからダム躯体の建造ということになります。
ダム躯体は
海側総延長3.1キロで高さ90m、山側高さ40メートルを想定していますが、
以前物議をかもしていた堤高120メートル長さ330メートルの八場ダム費用が3000億
といわれておりました、メートルあたり約10億円ですが、

海側3.1キロメートルで3兆1000億円、山側1兆500億円ですが
福島第一原発ダムには発電設備は必要ないので、その分を考慮すると
最大でも約4兆円くらいの事業費用ではないでしょうか

事業期間ですが、通常であれば5年くらいかかるところでしょうけれども
国家的な危機イメージをもち、国内ゼネコン総結集して工区を割り振り、
一気加勢に攻めて攻めて攻めまくれば工期の短縮も可能でしょう。

約4兆円といいますと、かなり大きなお金ではありますが
まず、海側から始めて、堤高が30メートルくらいまで上がってくれば、
海側への汚染水漏出を抑制できます。
敷地も陸上側は東電所有と思われますが、海浜から海中の所有は国家でしょう。

東北震災での復興予算というのがいくらあったかみなさんご存じでしょうか
5年間で20兆円といわれております。

すでに10兆円あまりが2012年度に計上されているのですが!
そのほとんどが東北復興にまわされていないんです。
忸怩たるものがあります。
その内容は書いてても怒り心頭なのですが、
他のエリア沖縄の道路整備費とか海外視察とか関係ない県のゆるキャラとか
一番ふざけているのが、国際愚連隊シーシェパード対策25億とか、

あんなもん突っぱねればいいだけのことなのに
やくざ対策費というかみかじめ料というか、
農水省はどこのNPOに使ったのか

どこにどう流れているかもわからない
内容です。


ダム構想に移りますが、

現在、福島第一原発において問題視されているのが地下水の汚染問題です。
報道等を見ても、なにがどうなっているのかわからないまま、
「福島第一原発地下水の汚染、、、」と聞くと、

日本全国に地下水脈とつながって知らないうちにジワジワっと
スポンジに墨汁を垂らして染みていくようなイメージをもっている方もいるようですが、そこまで全体に浸透していくわけではありません。

原因として想定されるのが、
メルトダウンした燃料が原発建屋の下部構造を破って地下水脈に到達し反応を起こしているというもの
もしくは、
溶解した燃料デブリがあるであろう炉心部にむかって放水している水が放射性核種と反応して地面に浸透しているというもの
ではないかと思います。


福島第一原発の地層状況を調査した資料を再度読み込んでみますと、
地下水の位置や動きを調査分析したものがありました。

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それによれば、海に向かって傾斜約2度で重なりあう地層のうち水を通している
であろう部分があります。
図の黄色いところが砂岩質の透水層と分析結果が出ています。

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その手前に遮蔽壁を設置することを検討しているようです。

で、あればなおさらその作業を進めている間に、
大外に壁を、
ウォールマリアを建造する時間が確保できるのではないかと思います。

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このダムの貯水量はそのくらいかといいますと、
面積が約314万㎡で深さ60メートルですから1億8840万立米
満水時で2億8260万立米くらいでしょうか、水は1立米1トンですから
2億トン弱の貯水量です。

現在、一日70トンの地下水くみ上げをおこなっているようですが、
その地下水の流出を止めるか、
もしくは貯水していって285万7千日分7827年分の量があります。

このダムは汚染水のみを貯めるわけでなく、燃料取り出しと廃炉作業の
効率化や安全性向上のために貯水しようというものですから、
いったん施設全体を水没させて200年くらいもたすことができればいい
というダム湖です。

既存人工物で1000年以上にわたって機能しているのは建造物以外に
ありません。


この景色はアニメ版「進撃の巨人」に出てくる人類を守る壁
「ウォールマリア」ですね。

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人類はそんな巨大な壁をいままでにも築いております。


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ごく最近のこととしても、
戦前戦後を通じて日本の経済発展や社会生活の向上のために、
決死の覚悟で建設されたものに黒部ダムがあります。
参考:
カイジの地獄チンチロに関する経済的考察 1
この黒部ダムは「黒部の太陽」として映画化もされていますので
ご覧になられた方も多いかと思います。

この黒部ダムは50年を経てもまだまだ現役です。
そしてこれから50年後も近畿圏の電力需要をまかってくれるでしょう。

海外でも今の福島の現状を厳しく報道される事態になっております。
そのなかには国内で隠ぺいされている情報もあるでしょうけれど、
同時に戦略的に日本への情報攻撃を含むものもあります。

今も現場では困難な作業に立ち向かっている多くの作業員の方々が
いらっしゃいます。

未確認
情報を耳にしてニヒルに、アイロニカルになっている場合ではありません。

このままでは、輸出産業にも大きな影響が現れ、
すでに現れているものもあります。
観光資源も失われてしまう可能性があります。

早急に目に言えるかたちで、わかりやすいかたちで、
燃料取り出しや廃炉作業にむかって日本が全力投球であることを
みせつける必要があると思っています。

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いろいろと調べています。
続きます。

「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 1

「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 3

「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 4



「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画3

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「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 1
「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 2



「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 4

福島第一原発ダム湖化計画の続きですが
現在、深刻な問題として地下水の漏出というものがあきらかになってきています。
この状況についてですが
「汚染地下水があふれて敷地全体が使用不能になるんでは?」
という懸念です。

「チャイナシンドローム」という言葉がありますが、
一般的なイメージとしては、何か溶融燃料がどんどん地盤を溶かしながら掘り進んで底抜けに大穴が開いてしまってチューチュー噴水のように水が溢れているとかいった大げさな想像をしてしまいますが、、実態はどうなのかです。

この地下水の流動経路がどのようになっているかなのですが、


資料がありました。

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敷地全体での地下水の流入経路と思われるものです。
わからないのはこの流入地下水における、汚染の具合です。

考えられるものとしては、二つあります。
①福島第一原発から数キロメートルの範囲に降り積もったと思われる放射性核種を含むもの
②溶融しているといわれている炉心燃料に触れているもの

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このうち①は雨水の浸透等による薄口のもので
②は、なんらかの反応を経て濃口になったものと思われます。


再度、断面形状の方に戻ると


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やはり、上図の黄色の部分が水みちになっているのでしょう。
原子炉建屋の基礎(黒いところ)が、溶融燃料によって破られているのかどうか、、、
そこがカギだと思います。
この地層図で黄緑色のところは水を通しにくいいってみれば防水層です。
濃い緑のところに再度水を通している透水層があります。
濃い緑のところの地下まで汚染核種が浸透しているか、その上の黄緑で止まっているか、
それによってダムの底盤位置が変わってきます。



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ダムを満水にするための流入水路ですが、通常の発電用ダムと違い、
峻嶮な谷合の河川をせき止めるというわけではないので流入水の確保はどのようにすればいいのか

地下と地上で敷地全体での水の流れがどうなっているのか、ですが
ちょうど敷地に向かって流れる川が三本ありますね。

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福島第一原発を沈めるにしても、そこに至るプロセスで現在もそうですが、活動用の電力が必要となります。その場合にも貯水引き込み用のこれらの三本の河川を使いながら、
それぞれの河川から水を引き込む手前にも小さなダムを造り
マイクロ水力発電をおこない施設における電力をまかなえば一石二鳥ではないですかね。


さて、現在大問題となっている汚染水についてですが、
この供給源は炉心冷却にともなって発生する流入水と汚染地下水といわれています。
それらを循環、もしくは汲み出した結果発生したものが仮設タンクに貯めれ日益しに増えており、設置場所も露店に野積み状態とのことで、そこからの漏洩が発生しているようです。

その汚染核種はトリチウムといわれており、最悪の放射性核種ともいわれます。
そのわけはトリチウムというものの性質によるのですが、、

今回の災害で日本全国民が耳にしたのが様々な放射性核種名だと思います。
ふつう、高校で理数系に進学した人じゃないと耳にしないようないろんな
チウム、シウム、ニウム、とかいった難しそうな物質名は、
なんだかその名前を聞いただけで怖いですよね。

ふつうの日常生活をおくっていて使うニウムは、まあアルミニウムくらいでしょう。
これはラテン語の-ium、イウムで金属とかのものを表すという意味なんです。

今から200年くらい前に化学の進歩でいろいろな物質の構成要素を調べていて
これ以上化学的に分解できない元素というものを突き止めるたびに命名して
いきました。

そのときに元素を発見した人や国がどうであったか、、によってラテン語だったり英語だったりドイツ語だったり、一部は漢訳されたりしてますます分かりにくいのです。
ナトリウムはドイツ語ですし、マグネシウムはギリシャ語です、オキシジェニウムは酸素と漢訳されています。これは幕末の蘭学者である宇田川榕庵が「舎密開宗」という化学の解説本の中で様々な元素を漢字をつかい日本語に訳しました。

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酸素以外にも、水素、窒素、炭素、白金とか、現在まで使われている化学的用語の酸化、還元、溶解、分析といった言葉も宇田川榕庵がうまく造語してくれたおかげで日本語に取り込まれています。

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そのほか宇田川先生が作った造語として有名なものに珈琲があります。


その後の元素も全部日本語に訳してくれればよかったのですが、
ナトリウムとか明治以降はカタカナで済ませてしまいました。

ということですので、チウム、シウム、ニウムが出てきても、金物の名前だくらいに考えておけば大体いいでしょう。

で、これらのニウムのうち、放射性をもっているものが放射性元素と呼ばれてます。放射性というのはどういうものかというと、何かを放射(放つ、射る)する。
何を放射する?大きくはα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマー)、x(エックス)に中性子(ニュートロン)の5種です。
まずは、目に見えない極小の弾丸のようなものとしておきましょう。

ここでも、ギリシャ語と日本語が混じっていてわかりにくいですよね。
それぞれ、中身も性質も違います。

α(アルファ)線というのは、粒々です。ヘリウムという元素の中身です。
β(ベータ)線というのも粒ですが電子というものでα線より小さい。
γ(ガンマ)線というのは電磁波で電波とか光線の、もっとキツイやつです。
x(エックス)線も電磁波で同上です。
中性子(ニュートロン)も小さな粒ですが元素に当たると暴れます。
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これだけでは、なんのことやらわからないと思うのですが、
ミクロの物質物理の世界では放射性があるといっても自然現象であってそこにはなんの、善悪などありません。
現に太陽の中ではさかんにそういった放射性反応が起きています。

しかしながら、有機生命体、人体、人間の生活社会にとっては、
この見えない弾丸が見えないゆえに危険極まりないものなのです。

具体的には、目に見えないくらい小さい弾丸である放射線が、
生物の細胞に当たるとそこが、小さく電気的に物理的に焼けます。

α、β、γ、xなどは、電荷やエネルギーをもっているので、
ぶつかると極小に焼かれてしまうといった感じです。
焼くだけでなくエネルギーの大きさによっては突き抜けます。

また、焼かれる個所が表面で止まらない場合突き抜けながら、ミクロン単位で細胞の遺伝子を切断してしまい、正常な細胞再生がおこなわれなくなってしまうのが恐ろしいところなのです。

通常の火のやけどであれば、手の指の皮がむけてまた綺麗に戻りますが、
放射線に芯まで焼かれると細胞の再生ができなくなってしまうので、
新しい皮ができません。グズグズになります。

放射線を出す力のことを放射の能力、略して放射能です。
放射の能力をもった物質のことを放射性元素といいます。

目に見えない小さな5種の弾丸が放射線
その弾を打ち出す力が放射能
射撃手が放射性元素です。

ただ表面やけどではなく、細胞の中身、遺伝子情報まで焼き切ってしまうので
生き物にとっては最悪の状況、怪我や病気の治癒ができなくなるのが放射線障害です。

この3章はまだ終わっていません、また続き書きます。

「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 1
「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 2


「ウォールマリア作戦」福島第一原発ダム湖化計画 4

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