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FUSION AT WORK STUDIO 画詩空間設計のHP

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FUSION AT WORK STUDIO 画詩空間設計のHP

仕事仲間親友のロージーこと郡治朗さんのHPが出来たのでご紹介。

カフェコントラスの仕事をいっしょにした後、

着の身着のままプラッと、当時やっていた上海のラーメン屋さんの

設計現場を見に行って

「なんか、次々仕事頼まれて帰れないよ~」とTELあったまま

そのまま10年上海で活動しています


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郡さんのデザインは様々な素材を駆使しながら、
それがうるさくならないところが特徴です。
しかも、素材の性格を捉えてその価値を120%に引き上げる。
予算の夥多に関係なくゴージャスでエレガントな空間に仕上げてしまう。


FUSION AT WORK STUDIO 画詩空間設計  

郡 治郎 JIRO KORI

中国上海市武寧路955弄上海星港1号楼504
Room 504, Section No1, 955 Wuning Road, Shanghai, China
 

Phone +86 21 3360 6032 Fax +86 21 3360 6024

E-Mail kori@faws-i.com Website www.faws-i.com

 


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クールなだけなじゃい味のある空間デザイン


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どんどんゴージャスなデザイン事務所になっていっています。


怪盗レシピ

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マンガ建築考の表紙を書いていただいた、若林健次先生の新作が出ました。
その名も「快盗レシピ」

一度食べたらその味覚の組成を分析、再構成
正確に再現できるという、
絶対味覚を持つ実在の人物トモくんとちゅうさんを主人公とする
新感覚のグルメマンガです。


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一度は食べてみたい、いやもう一回食べてみたいという有名店の味を
手近にある素材で再現してみようという面白企画のドキュメンタリータッチ


Eチオピアのチキンカリー
ラーメンJ郎のマシマシラーメン
FマートのFチキ
O将の餃子
Y屋、M屋、S屋の牛丼
・・・
といった定番メニューを20レシピ紹介した第一弾です。



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↑これはJ郎を攻めているときのトモくんと若林先生と編集さんだそうです。


少年画報社 ヤングキングの連載作品です。
ヤングキングといえば、ヤンキー系マンガを数多く輩出している印象ですが、
意外と名作が多いんです。
最近では、
東本昌平先生の「キリン」
Boichi先生の「サンケンロック」
RIN先生の「どげせんR」
私が最近はまっているのは、たーし先生「ドンケツ」ですけどね

吉田聡先生の「荒くれNIGHT」もヤングキング発です。

キングはですね、実はマンガ界では老舗なんですよ。

「柔道一直線」も「怪物くん」も「ワイルドセブン」もキング発。
特に、聖悠紀先生の「超人ロック」と松本零士先生の「銀河鉄道999」が
同時に連載されていた時代もあったんです。


この「快盗レシピ」を読んでいますと、やはり再現してみたくなりますね~。
有名店の味を!と同時にあの店のメニューを頼む!とも思います。
私がトモくんにぜひ再現してほしいのは、デリーのカシミールカレーですね。


怪盗レシピ  第全1巻

若林健次   
少年画報社

有名店の極ウマグルメ。何としてでも自宅で再現してみたい!
そんなアナタに朗報!特別マル秘レシピでどんなグルメも作れちゃう!?
11月12日発売されています!

「怪盗レシピ」試してみました。J朗とO将

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怪盗レシピ  第全1巻
若林健次   
少年画報社

若林先生の「怪盗レシピ」読んでると、なんか試したくなるんですよね~。
と、いうことで
読んでて一番やってみたくなった「J朗ラーメン」と「O将餃子」、
チャレンジしてみました!

かの有名なラーメン二郎なんですが、

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私が行ったことあるのは三田店ではなくて、歌舞伎町店なんですよね。
「怪盗レシピ」に沿って

材料準備しました。

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スープ作作成時間短縮を狙って圧力鍋を使いました。

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水沢風うどんが見つからず讃岐うどんを固め茹でて使用。
豚の背もなかったので、餃子用の脂身多目のミンチを使用。

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チャーシューマシマシで完成。
自分で言うのもなんですが、なかなかの二郎でしたね。

続いて「O餃子」
王将は関西でも関東でも店舗行ってますが、
確かにマンガの中で書かれているように、
各店ごとに微妙に味が違うような気がします。

「怪盗レシピ」でのトモくん、かなり真剣。
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で、マンガを参考に私も「O餃子」にチャレンジ。

ミジン切りが結構大変。
包む前のネタ。30個には多すぎました。

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包み終わったので焼いてみます。

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10個づつ3回に分けて焼きました。

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一人前はこんな感じ。上手焼けてるでしょう?


これも、なかなかに王将テイストでしたよ。
納得の一品。

味付けの微妙さ加減は各自、
自分の舌で確認していくしかありませんが、

結論
怪盗レシピ」参考にして本物に近づくことは可能。
後は作る本人のセンス。

また、気が向いたらやってみたいと思います。


武将に学ぶ工務店経営12回 戦国一の男前 立花宗茂

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建築知識 ビルダーズ 2012 Winter No.11 

にて、立花宗茂公を取り上げました!

この方はですね。

戦国敗者復活戦で勝ち抜いた人なんです。 

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勝負で勝ったというより人柄で勝った。

もちろん、いくさも上手なんですが、

その逸話がかっこよすぎなんですね。


また、宗茂の親父さんも凄いんですよ。

実の親父は高橋紹運、義理の親父が立花道雪


まず、この二人は親友にして主君大友宗麟を最後まで支援する。

大友宗麟が酒色に溺れて、島津に蚕食されつつある中でも

見捨てなかった、裏切らなかった。


島津2万の兵に囲まれ千人弱で高橋紹運は持久戦を戦い抜きます。

そのときの戦いの舞台になった大宰府の岩屋城は、

以前九州大宰府の工務店チケンホームさんとこに遊びにいったおりに

水城を見て、さらにその裏山が岩屋城ということで大感激した覚えがあります。


宗茂は高橋紹運の長男であったにもかかわらず、親友の立花道雪から

懇願されて養子に入って、立花宗茂となります。


ところがですね、道雪の娘さんは誾千代(ぎんちよ)というのですが、

道雪が溺愛のあまり7歳で城主にしていたがために、

大変なわがまま娘でありまして、といっても武芸に秀でた優秀な娘でしたが、

尊敬する親父さん道雪が見込んだほどの立派な好青年宗茂に対し、

「父がどういったか知らないけど、あたしはあんたなんかを城主としては認めないんだからね!」

と、涼宮ハルヒも顔負けのツンデレ元祖みたいな女性であったそうです。


というわけで、柳川城主となる宗茂なのですが、


慶長の役では、完全孤立し全滅寸前の加藤清正を単独で救いにいって、

2万の兵に3千で突撃し清正を救い出したり、

関が原のときも、豊臣に恩義がある、と西軍についたり、

その後、浪人しても臣下が乞食同然の生活をしながら宗茂を支え、

柳川藩主に返り咲くなどいろんな逸話を残した人です。


なので、以前福岡県の大川市に頻繁に訪問していた折には、

私は宗茂公を偲んで頻繁に柳川城下にも訪問していたのでした。


今回も秀逸なる宗茂公のイラストを書いていただいたのは、

丸山誠司先生です。

立花宗茂さん : 丸山誠司こっちも展望台

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オスカー・ニーマイヤーさん死去

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本日

以前、ブログ記事でもご紹介したことののある。

ニーマイヤー 未来建築3巨匠 2 |建築エコノミスト 森山のブログ

ブラジルの建築家 オスカー・ニーマイヤーさんがお亡くなりになりました。

享年104歳、105歳の誕生日まであと10日だったのですが、、

なんといっても私と誕生日が同じなもので、、、


生前最後の作品は

オスカーニーマイヤー国際文化センター(Centro Cultural Internacinal Oscar Niemeyer)です。


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オスカー・ニーマイヤーさんが残した名言があります。

そ・れ・は


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「この世で一番美しい曲線って?そりゃ女性の体のラインに決まっるよ


イイでしょ。


12月15日生まれの建築家

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オスカー・ニーマイヤーさんが12月15日生まれであったわけですが、
この12月15日誕生日つながりで、著名な建築家はまだいます。

ドイツ、ベルリンのフランデンブルグ門の設計者
カール・ゴットハルト・ラングハンスです。
Carl Gotthard Langhans(1732-1808)


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プロイセン王国のフリードリヒ・ヴィルヘルム2世の要請で1791年竣工の
新古典様式の建築です。


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新古典様式とは、拙著「マンガ建築考」の中の「海月姫」のコーナーでも解説しましたが、
ギリシャ時代の古典を模範としながら当時の現代的な感性でブラッシュアップした芸術様式です。

また、パリのエッフェル塔で有名な
アレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェルも12月15日生まれです。

Alexandre Gustave Eiffel(1832-1923)


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エッフェル塔は当時の鉄鋼技術の粋を集めて設計建設されたもので、
真に機能主義的な構造建築の嚆矢でもあります。

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エッフェル塔で有名すぎてあまり知られていませんが、ニューヨークにある自由の女神もエッフェルの設計です。


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ギュスト・バルトルディの彫刻が元になっていますので、
建築的にいうと意匠デザインはバトルデイ、構造デザインがエッフェルということになりますかね。


さらに、さらに、あまり知られていませんが、
女性のガーター・ベルト


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これも、エッフェルの発明デザインなんですよ。

女性の靴下をずり下がらないように支えるための「吊り構造システム」という、
きわめて機能的な主旨なのですが、

女性の体を極めてセクシー&エッチに見せるという画期的デザイン。


エッフェル塔を逆さにするとそのまんまガーターベルトに見えなくもない。


構造設計の効果よりも意匠的な効果の方が大きいですよね。


20世紀にはいって、建築の構造美を直視に表現する
「構造表現主義」という建築様式が出てきますが、
エッフェル発明のガーターベルトはその先取りともいえるのではないでしょうか


エッフェルが言ったかどうかは知りませんが、

「この世で一番綺麗な構造だって?そりゃ女性の体のラインにきまっとるよ。」

だと思います。

「デストロイアンドレボリューション」この大げさなタイトル

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「デストロイアンドレボリューション」というマンガがあります。
作者は森恒二先生

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今、一押しでハマッてますね。
この作品には。

もちろん、最近でいえば

第9巻が出た「進撃の巨人」とか
第8巻が出た「聖☆おにいさん」とか
34巻に到達の「新宿スワン」とか
第6巻が出ちまった「監獄学園」とか
第8巻を迎える「ハカイジュウ」とか
持ち込みの結果炎君どうなるの9巻「アオイホノオ」も
気になる存在なのですが、

「デストロイアンドレボリューション」からは目が離せません
4巻が出るのが待ち遠しいです。
(といってもヤンジャン毎週チェックしてますが)

森恒二先生、
一般的には「ホーリーランド」の作者として有名なんではないでしょうか。

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この先生は心理描写の鬼です。

セリフよりも、主人公の内面におけるモノローグがメイン。
ていうか、内面の思いが実はセリフとなって物語が進行するという画期的な手法。

森作品の主人公の特長として、悩む。
悩んで、悩んで、悩みぬく。
そして強くなる!

もうひとつの連載作品「自殺島」においても、そうです。

特に、「ホーリーランド」では主人公の神代ユウは、悩むエネルギーが半端ありません。
さらに、ネガティブ思考。

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最近、マンガやアニメではまだそれほどでもないかもしれないんですが、
小説やハウツー本、特に!J-POPとかいわれる日本の音楽。
それらに蔓延する自己啓発的な大波現象

「出来る」、「やれる」、「思えばかなう」、「すばらしい」、「ありがとう」
といった安直な大号令に異を唱えるような、
森恒二作品におけるネガティブモノローグ。

神代ユウの口癖
「出来ない」、「無理だ」、「ダメだ」、「どうすればいいんですか」

これが、イイ。
こんマンガない。
ていうか、心に沁みる。

マンガなんだから、
主人公はご都合主義的にうまくやればいい。
主人公に味方する強力な仲間たちが勝手に現れればいい。
予定調和的に偶然に問題解決していけばいい、はずなのに。

森恒二先生、片付けない。

それでは潔しとしない。

「ホーリーランド」の神代ユウなんか、いつも絶望しています。
こんな風に。

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神代はヒドイいじめに合っていたんですね。
そんな主人公。

そして、目が離れている。

森作品におけるキャラクター、の距離に特徴がある。

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神代ユウも悩み多きものとして、主人公のこの目の離れ具合
焦点の合っていない感じ、

「自殺島」の主人公セイなんかでも
チーターに追い詰められたサバンナの草食獣インパラのごとくの焦燥感
ガンガン伝わってきます。

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格闘技マンガの金字塔「グラップラー刃牙」のあっけからかんとした強さとは
まったく逆方向からの、脳への感性への強烈な攻撃力をもった作品です。

まあ、一度読んでほしい。

常に、自己否定。
常に、自信がない。
常に、追い詰められている。

決して認めたくはないだろうが、、正直、誰しもそんな部分はある。
そこをエグッてくるんです。


その圧倒的なネガティブなキャラクターの掘り具合は、
多く共感者を呼んで
おり、
麻布十番のバー、
PaZZLEのミックさんから教えてもらいましたが、
「リアル神代ユウ」との異名をとる佐野哲也選手という格闘家が存在するくらいなんです。

また、そもそも「自殺島」においては、主人公セイはじめそこに登場するキャラクターたちは
一般社会においては完全な落伍者です。
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なぜなら、自殺未遂で死にきれなかった若者たちが政府によって集められた島。
生きることに絶望した若者たちが、生きる義務を放棄した契約書にサインすることによって、
ゆるやかに死んでいくことを前提とした近未来における島流し制度を前提としています。

タイトルもそのままストレートに「自殺」+「島」。


これだけ聞くと、実際の作品を読んでいない人たちには、
なにやら、イヤな話。
聞きたくない話。
なんで、こんなマンガが好きなんだよ、森山。
と思うかもしれない。

しかしながら、森恒二作品は真逆。

読めば読むほど、危険で孤独な領域から何か力を与えられるような、
いったん、現状のダメさ加減をすべてを受け入れた後に、底打ち。
ボトムからのリバース、チャート爆上げ感を誘うような熱いパッション。

極寒からの熱、絶対零度からの熱気、
読後感により高いレベルを求めたくなるようなじっとりとした勢い。

そんなものを感じさせてくれるんですよね。

だから、
森恒二作品は見逃せないんです。

れら「ホーリーランド」も「自殺島」ヤングアニマル連載なんですね。

泉社のヤングアニマルって聞いても、知らない人も多いかもしれません。
コンビニとかでも売ってたり売ってなかったり。

ところがですね
この、ヤングアニマルではかの「ベルセルク」が連載されているんです。

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他にも有名どころでは「デトロイトメタルシティー」とか「三月のライオン」
なんかはご存知の方が多いのではないでしょうか。
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そして、森恒二先生「デストロイアンドレボリューション」は、
一昨年、満を持してヤングジャンプに登場したわけなんです。

えっアニマル以外に登場?
と、ビックリしましたよ。

しかも

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のっけから。

強い言葉
デストロイでしょう、そしてレボリューション革命だし、
なんかヤル気マンマン、圧倒的に積極策って感じでしょう。

このタイトルバックの後ろ姿こそ
神代ユウと同じようくたびれたパーカートレーナーに、
伊沢マサキみたいな細身の長髪の二人ですが

もしかして、、今度の主人公たちは悩んでないのかも、、
ポジティブシンキングだったらどうしよう、、、

と心配になったんです。

つづく








京都アニメーションの新作「たまこまーけっと」

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来年2013年の1月から放映予定の「たまこまーけっと」
かの「けいおん!」を手がけたスタッフの方々による新作です。

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昔ながらの商店街を舞台にして、
「お餅屋さん」が主人公の実家みたいです

そこに、人語をやつる鳥という不思議キャラ居候。
これは「藤子不二雄パターン」ですね。
「Gu-Guガンモ」のようでもありますが、、、

ただ、京アニさん、しかも「けいおん!」ということで、
どんなフワフワにしてまったりした世界観が展開されるのか楽しみです。

京都アニメーションの新作「たまこまーけっと」のHPには、
図のように一枚の紹介ポスターがありますが、

主人公の北白川たまこの後ろに伸びるアーケードの商店街には、
覚えがある。行ったことがある。


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ズバリ!ここでしょう。
京都の上京区は「出町商店街」。

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並べてみた。

やっぱり、、「出町だ!」

でっかい魚のオブジェもあるしね。

ということで、来年からのスタートが楽しみになって来ました。






謹賀新年 平成二十五年 2013年 癸巳

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あけましておめでとうございます。
本年が皆様にとりましてもより良き年となりますように。


初詣に行ってまいりました。
蛇の神社、出町青龍妙音弁財天です。

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蛇の神社というだけあって、蛇の絵が多数奉納されております。

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ケヤキの一枚板に立派な白蛇の絵が額にはいっておりました。

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晴天に恵まれ、鴨川から東山方面を臨む。

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出町は鯖街道の始点でもあります。

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「従是洛中」と彫られた石碑があります。

弁財天とは元々ヒンズーの女神「サラスヴァティー」のことだったようですが、
仏教と神道に取り込まれて「七福神」のひとつにもなりました。

「サラスヴァティー」は古代インドで聖なる河の神であったそうです。
流れ水音から転じ、音楽や言葉をつかさどる神でもあります。
それで、琵琶をもっておられます。


その弁財天の化身が「蛇」なんですね。
しかも、、弁財天が蛇となられたのはインドでも中国でもなく、
日本においてなのが興味深いです。
巳年の人は生涯お金に苦労しないと言われますが、

きっと蛇は冬眠中なのだと思います。

今年の干支は巳(み)ですが、十干は癸(みずのと)でもありまして
本年は「水蛇」の年です。

グスタフ・クリムトにそのものずばり「水蛇」という作品もありますね。

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弁財天の真言は「オン ソラソバテイエイ ソワカ」

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近代インドを代表する画家ラヴィ・ヴァルマによる女神「サラスヴァティー」
やはり、ミュージシャンですね。

ユリイカ 2013年3月臨時増刊号 総特集☆世界マンガ大系

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発売中の「ユリイカ」
2013年3月臨時増刊号 総特集=世界マンガ大系

現在進行形の世界のマンガジャンルの表現が、
どこに向かっていこうとしているのか。精力的な記事の数々です。

フランスのバンド・デシネの巨匠
ブノワ・ペータース氏とフランソワ・スクイテン氏と
大友克洋先生や沢直樹先生の対談記事も興味深いですよ。

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『ユリイカ 2013年3月増刊号』総特集☆世界マンガ大系


その中で
ペーターススクイテン作の「闇の国々」についての評論を書きました。
題して、都市的な背景 
『闇の国々』における都市と建築群が意味するもの
です。

「闇の国々」には近代建築の都市が数多く登場するのですが、
特にアールヌーヴォー期、アールデコ期の建物と計画案を
物語の背景として効果的に使ってあるのです。
そこらあたりのことを書きながら、現代の都市論など織り交ぜ
日本のマンガについても評論しております。

の内容は、もちろん「ユリイカ」誌ですので、
ゴッリゴリのハイブローです。



PR: 霞が関のサービスオフィス、入居者募集中。

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有人の受付をはじめ業務に必要な設備・什器を完備。只今期末キャンペーン中!

携帯がいきなり壊れまして

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昨日ですが、突如画面が真っ暗まったく起動できず
docomoで機種変更するものの
電話帳アドレスその他まったくバックアップもサルベージもできませんでした。
ほぼすべての方の連絡先がわからなくなってしまいました。
いやあ、いろんなことを携帯電話に集約していると
こうなったときに
恐ろしいですね。
昔は電話番号けっこう記憶していたはずなのに、、

今日一日で、いろんな方々に聞いてなんとか35人/500人中になりました。
私の携帯番号ご存知の方は気付いたときにでも、
大変お手数ですがご連絡いただけましたら幸いです

折り返し登録して電話帳を復元できればと思います。

申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いします。

「ニコニコ建築」&「ねもは05」について

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「ねもは」というのは東北大学の大学院生の方々が、
出版している建築雑誌です。
「ねもは」http://nemoha.blog.fc2.com/
なかなかウィットに富んで知的カッコイイ表紙デザインですね。

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五十嵐太郎先生のところの研究室なんでしょうか
五十嵐先生といえば、やはり学生時代に「エディフィカーレ同人」というのを
主催されており、「エディフィカーレ」という雑誌を発行されていたのです

特に、私の建築家デビュー作といいますか「GA JAPAN」の13号掲載
いただいた「TSUCHIDA HOUSE」について、当時の五十嵐先生よりFAX批評
送っていただいて「みずみずしい」と書いていただいたことを昨日のごとく
嬉しく覚えております。

GA JAPAN 13
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サイトを拝見すると大学院生有志で、、と謙遜されていますが、
かつての「都市住宅」とか「群居」のように本格的な雑誌ですよ。
 
僕も学生のころにこういうことやりたかったんだよな~と思い出しました。


そこから、今度大阪文学フリマに向けて
大阪文学フリマ

「ニコニコ建築」という雑誌出すそうなんですが、
ニコニコ動画とかと連動していろいろな企画を立てていらっしゃるみたいです。
なかなか面白そうでしょう。

こに寄稿させてもらいました。

昨日、締め切りギリギリで入稿しましたところ
数時間後に校正ゲラが届きました、午前3時ごろ。
このスピード! 凄い編集部です。

タイトルは「たまこまーけっとの建築的考察」ですが、
内容的には商店街の盛衰についてけっこう真面目なこと書いています。

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そして、たまこの家については、このブログでも分析してみるつもりです。

建築知識2013年4月号の特集記事

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3月20日発売の建築知識2013年4月号特集記事

「検証 福島第一原発4号機の耐震性は十分か」

にて東京電力の技術陣の方々に、疑問をぶつけてました。

公式サイトにて特集記事の一部が公開中です。

「検証 福島第一原発4号機の耐震性は十分か」









住宅の基礎に木片が多数混入しているという現場

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友人より、、
あり得ない施工状況の住宅工事現場の情報です。

住宅の基礎に木片が多数混入しているという現場

e戸建てPH13

e戸建てPH14

住宅のコンクリート基礎から続々とバタ角やベニヤ板の混入が発覚して
それをハツリ出しているという状況らしいです。

ええっ!?
なんだ?これ?

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基礎梁の中にバタ角桟木?が埋め込まれている!!

バタ角とか桟木っていうのは枠を構成するときに使う補強材だから、、、
基礎型枠のときに型枠内部に捨てた!?

こういったものが31ヶ所も埋まっていることが分かったらしいんです。
どうなんだ?これ。

なぜ、こんなことが起きているのでしょう
しかも、ハツリ出した後の基礎の構造強度はどうなってしまうのか?
ハツリ撤去した後はどう処理されるのか?




滋賀県草津市で公民館の計画案

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滋賀県草津市で小さな公民館の計画をしております。

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小さなといっても住民集会で70人くらい集まることを前提にした
集会場が必要なのですが、、
その大空間を在来木造工法で実現しようというものです。

地元の木材と地元の大工さん工事だけでまかなえる架構を前提にしています。

以前にそういった構造方法でこんな大空間を在来木造と2x4のミックスで実現したことがありますので、それの応用です。

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                       ↑
    在来木造で大空間を実現した森山設計の建築、棟木間から採光する。


棟木を船の竜骨に見たてた木造トラスの大梁で構成します。

外壁も板張りにしたいのですが、、メンテナンスのことを理由に却下されるかも、、
ただねえ、建物価値の持続性をどこに置くかなんですが、
20年以上を考えるなら、デザイン性や景観へのプラスの効果なら新建材よりも
伝統的素材の方がいいに決まっているんです。

みんなが使う公民館なのですから、何年かに1回保護塗料の塗り替えを住民参加でやれば、ちょっとしたお祭りイベントにもなるんですけどね。


本当は新興住宅地に妙な公園やコミュニティ施設を建てるよりも、
神社を分祀してもらえば祭りも出来て一石二鳥なのですが。
いままでもいろいろな新興住宅地や街の計画において、何度も神社誘致の提案をしているのですけどなかなか通りません。


昔はあたりまえのことだったのですが、
今ある神社もその多くが熊野神社だったり八幡宮だったりしてるでしょ。
あれは、神様のフランチャイジーみたいなもので、
しく開拓した町に大元の神社から分祀して神社を建立したものなんです。


新興住宅地の案件で困るのが、地鎮祭をお願いする地域の氏神さまが、
いらっしゃらないことがあるんですよね。

そういった意味でも、最初の宅地開発のときに神社を計画しとくべきなんです。


神社はず~っと古いものであるかのイメージがありますが、
実はいつでも新しく生み出せる地域活性化のコミュニティ施設なのです。



私の好きな建築家でスウェーデンのラルフ・アースキン先生という方がいらっしゃるのですが、
こんな感じに、時とともに自然の中で朽ちながらメンテナンスで維持できるのがコミュニティ建築の本来の姿でしょう。



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    北欧神話の神々の祭典をおもわすような、ラルフ・アースキンの建築






鉄骨マンガ進行中

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鉄骨工場を舞台としたマンガの原作を昨年からやっておりますが、
どんどんラフが上がってきております。

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先日、絵師のマンガ家氏房さんより実際の鉄骨工場を取材したいとのことで
以前よりお付き合いのある三和建設の森本社長のご紹介により
大阪は西成区の株式会社オオノさんの工場見学に行ってまいりました。

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精力的に取材中の氏房さん。

株式会社オオノさんの工場はマンガで設定しているMグレードの工場ですが、
なんか雰囲気も私が原作で考えていたとおりの感じなんですよね。

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溶接作業の具合も見せていただいています。
工場長の小西さんより丁寧なご説明をいただいております。

が、凄いことが起きたんです。

見学時に顔の前にかざしている溶接の火花の光から目を守るためのこの溶接面なんですが、

氏房さんが使わせてもらった後に僕が手に取ろうとしたら、、

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えっ?垣本さん?まじ!?
なんでー!!っと氏房さんも私も背筋が!!うわ!!
あり得ん!神が降りた!って思いました。

垣本さんっていうのは、マンガの中で溶接技術に優れたベテランのおっちゃんとして、
風間金属工業の重鎮として登場させているキャラクターなんです。

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なぜ?垣本さんがリアルにいるんだよー!
そもそも、垣本さんというキャラは、私が好きなUインターで活躍していた格闘家の垣原賢人選手(現ミヤマ仮面さん)のお名前をもじって付けたものなんですよ。

偶然、見学に行った鉄工所で借りた溶接面が垣本さんのものだとは!!
凄い!ミラクル!!と興奮してしまいました。
こりゃ、クルんじゃないか!と氏房さんとも盛り上がっておりました。

鉄骨マンガ鋭意製作中ですので楽しみにしておいてください。

一方、木造マンガも一昨日最終話のラフが届きまして、現在チェック中です。
そっちも面白いですよ。
チェック終わり次第途中経過をまたご紹介したいと思います。
アカネのお供のロボ犬のコルビーがついに伝統和風内装を
練成
してしまってます。

で、木造、鉄骨とくればRCも必要ですから、既に構想を始めました。

題して「浪速人情打ちっ放し道」です。
の大好きなさだやす圭先生の主人公みたいな豪快な伝説の工事監督が、

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ふと通りかっかった工事現場のコンクリート打ち放しの出来の悪さに大激怒
そこの現場の設計者であるなよなよ君を鍛え上げていくというお話です。





豊橋のディクタ原田さんとこに行ってきました

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以前よりブログ&ツイッター仲間であるところの
建築家の原田久さんとこにご訪問させていただきました。

【 あれやこれやと建築日記 】  原田さんのブログ

ディクタ建築事務所  原田さんの事務所HP

ちょうど出張の予定がうまく都合ついたために、
突然のお願いでしたがこころよく歓迎いただき大感激です。

豊橋で待ち合わせの予定が、わたしが早く着いたので最寄駅に移動。
これが、大正解。
まず、最寄のJR愛知御津(あいちみと)駅に着いたら駅がこうですよ。

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木造です!小屋組が木造のフィンクトラスの応用で非常に合理的な造り

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なんか、いいぞー!豊橋、ここはその隣の豊川市でしたが。

で、ディクタ原田さんが駅までお迎えに来てくださったのですが

その車が渋い!日産サファリですよ。

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というわけで、原田さんの事務所に到着しました。

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エントランス入ると、いい感じの坪庭でお出迎え

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エントランスの吹き抜け。
木毛セメント板とスレート波板に杉板張りが合わせてあって、クールでナチュラルな落ち着きがあります。

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外壁の素材が中までつながってくる感じです。

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建具も木製の製作物ですが

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要所要所はしっかり板金で抑えながら、左官仕上げとの取り合いもいい感じです。
この写真、初期のスティーブン・ホールみたいですね。




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裏側、いくつかのボリュームが集合しているデザイン

原田さんのお師匠江先生のこととか建築全般について、
しばし
歓談していたのですが、
今回ぜひとも見てみたいと思っていたのが、
完成したばっかりの原田さんの最新作「老津の家」なのです。


で、さきほどのサファリに乗って移動です。


建築家の原田久さん「老津の家」

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建築家の原田久さんとこにご訪問させていただきましたよの続きです。

【 あれやこれやと建築日記 】  原田さんのブログ

ディクタ建築事務所  原田さんの事務所HP

で、私が興味をもった「老津の家」なのですが、
老津というのは地名です。

紫式部の歌
「老津島 島守る神や 諫むらん 波もさはがめ 童べの浦」
にちなむそうですが、元々は大津といったそうです。
徳川幕府を開いた家康は元々松平氏といいましたが、その松平氏の居城
が三河大津城でした。
大津は滋賀県にもありますが、その意は大きな港ですね。
津は船着き場を示し港のことです。

この老津(おいつ)っていう字面や語感にもなにやら名作の予感がしてたんです。

三河の地は海に向かって平野がず~っと広がって空が大きくて何かスケールが雄大でした。
豊橋から老津に至る道もすごくよかったのですが、写真撮りそこねてしまいました。

というわけで現地です。

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平野の中にある小高い台地に建物があります。

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一見すると、周囲よりもちょっとオーバースケールな片流れのモノリスに見えますが、、、
ジャーン、反対側の南側正面は力強いオーバーハングの建物なんですねえ。

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磯崎新さんの初期作品「岩田学園」とか、
名古屋の青島設計におられた塚原守さんの初期建築みたいな
構造表現主義建築のようでもありますね。
造形と素材が噛み合った具合は、マイケル・ロトンディとか、
フランクリン・D・イスラエルのようでもあります。

とまあ、外観の具合もいいんですが、この建物の特筆すべきところは!
内部の不思議なつながりなんです。

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玄関(この写真の足場が組んであるところ)から入ると、、中に土間がある。
外から入って、さらに外がある感じ?昔の家のかまどのある土間みたいな空間です。

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その土間からさらに上に上がる。

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さらに上がる。


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この階段の吹き抜けに取り付くように和室が噛んでいたりして

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リビングからの見返しはこんな感じなんですよね。
なんだ、この立体的な迷路は!
で、このレベル差と導線は以前一度だけ体験したことがあるな
と思いだしたのですが、それは、明治村にある東松家住宅です。

東松家住宅

この東松家住宅はですね。まあ私が体験した建築の中でも白眉。
商家が主人と正客と他の家族との導線を一見3階建ての建物の中に
たたみこんであり、ものすごく複雑な空間が内部に展開していて、
リアル、エッシャーの騙し絵みたいな楽しくてかっこいい民家なんです。
今までみた日本の住宅で一番良いものです。

原田さんにも言いましたが、この老津の家はこの東松家住宅の感じなんですよ。

しかも、もっと面白いのが、撮影失敗してこの写真ではちょっとわかりづらいのですが、
奥の壁面に見える、木のボツボツ。

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何かの彫刻作品かな、、と思ってたんですが、、
これは、クライミング用のホールドだったんです。

つまり、この家は通常の階段の上下動に加えて、吹き抜け内に設けられた
クライミングホールドをボルダリングで上までショートカットでのぼってしまおう、
という意図で作られているんですね。

いろいろなレベルで床や部屋が様々な素材と広さで準備されており、
すべてがキャットウォークみたいなんですが、
いってみれば「等身大猫の家」です。

結果として、実際の物理的広さ以上の広がりだけでなく冒険可能な立体迷路のように
家の中に垂直方向への連なりをもった迷宮が出来上がっているというわけなんです。

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リビングから望む景色、眼下に広がる甍の波

と、いうわけで原田さんのブログで以前からなんか気になるな、、この家は。
という私の勘は大正解で、非常に面白い楽しい家でした。
やれるんだ!東松家住宅!というわけで大収穫でした。

キャンチレバーで浮かせられた箱の中がジャングルジムになっているとは!
ワンルームとも個室の連なりとも違う、ツリーハウスが集まったような家です。

当日はお引越し前でお施主さんにもお目にかかれまして、
ホント無理をいってご訪問させていただいてよかったです。

しかも、建物は完成しましたが外にもいろいろな仕掛けと構想があるそうなので、最終的な完成形はまだまだ先なんだそうです。

建築専門誌の編集者さん、の家は、絶対取材した方がいいですよ。

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