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武将に学ぶ工務店経営10 戦国かあちゃんパワー

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建築知識ビルダーズ巻末で連載中の
「武将に学ぶ工務店経営」ですが、

先日、編集長の木藤さんが事務所に来られて
「森山さん!戦国の女性武将はいないんですか?」

「います、います、凄い人が結構いっぱいいますよ」

「じゃあ、それでお願いします。」
というわけで、今回は編集長直々のリクエストにより
戦国女傑の中でも最高峰ではないか、、、という
妙印尼殿をご紹介いたしたでござる。



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色校が届きました。

この妙印尼さんは、齢72歳にして北条軍を撃退したというすごいおっかさんなんです。
その由良氏の金山城(群馬県太田市にあります)を私は6年ほど前に訪れていますが、
この山城もインカやマヤの遺跡みたいで建築的にすごいですよ。

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秀吉の小田原攻めのときには、時代の趨勢を読めず北条氏に臣従する息子たちと袂を分かち勝手に別働隊を結成して、秀吉軍の遊軍として北条氏の枝城を攻め落としたというすごい先見の明と行動力のある人なんです。



日本マンガ学会第12回大会

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昨年、刊行しました「マンガ建築考」ですが、
建築家の友人である飯塚さんi+i  からのの情報で、

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「デザインのひきだし」という本の「デザイン誌・デザイン書編集者が選ぶ2011年ベスト・ブックデザインはこれだ」
という特集にご紹介いただいているそうです。

この本は刊行後すぐに震災等もあり印刷とか配本も大変だったようでしたので、
いまさらながらいろんなご評価をいただけるのはうれしいです

また、本年度の日本マンガ学会第12回大会が明治大学でおこなわれますが、
そこで研究発表させていただけることになりました。

戦後漫画における居住空間の変遷について、
「藤子不二雄パターンの分析」と題しまして、諸々口頭発表します。

大会のプログラム情報につきましては、
数日前に学会ホームページに掲載されております。
http://www.jsscc.net/taikai/12
ネットのニュースサイトなどにも取り上げていただいているようです。
http://animeanime.jp/article/2012/05/16/10179.html

建築・法律トラブルらくらく回避マニュアル

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本日書店に並んだようですね。
エクスナレッジの新刊本です。
私はこの特集号のとき監修といいますか、
記事企画と執筆者の先生方を推薦ご紹介する立場で取りまとめ役でしたので、
まじめな記事は皆さんにおまかせして
私は若林先生のマンガ原作だけやっています。

2010年4月号には付録DVDがついていたのですが、
そこで不動産大切りの司会などもやっております。

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建築・法律トラブルらくらく回避マニュアル

クレームは必ず防げる!建築敷地に関する調査・権利・売買・活用の知識、
境界・日照・眺望に絡む近隣トラブル対策など、
建築実務者が避けては通れないキホンの知識を分かりやすく整理。
(本書は「建築知識」2010年4月号特集「絶対避けるぞ 土地トラブル」、
2011年6月号特集「建築法規×トラブル 最新版クレーム完全対応マニュアル」を
加筆修正の上再編集したものです。)

■目次
・土地+トラブル編 絶対避けるぞ[土地トラブル]
1 調査 スピード重視で行こう
2 権利 信じられるのは自分だけ!?
3 売買 あなたの知らない不動産業界
4 活用 ワンパターンは禁物

column
成功率が大幅UP 会員制土地紹介システムの全貌/擁壁敷地の困難を私は如何にクリアしたか/今後求められる斜面地対応の建築活用/関連用語辞典/「土地に疎い」設計者の笑うに笑えない事件簿/公図以外なら土地測量図を使おう/不動産会社の「早く決めないとほかで決まっちゃいますよ」は本当か?/「定借」期限前でもOK 地主も得する戸建賃貸事業/


この内容はきっとお買い特と思いますよ。

木造マンガ「超時空建築ポリス 審査官アカネ」

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鉄骨造の原作で追われているにもかかわらず、
もう一本進めているのが在来木造を学ぶシリーズです。

いろいろ本屋さんにはこの手の本はあふれかえっているんですね。
プロ向けの構造とか法令中心のもの、
素人向けの欠陥とか断熱でビビらす系、
マニア向けの仕口とか数寄屋紹介、
書籍も雑誌も大体そんな感じに大別できるのではないでしょうか、、

で、結局木造というのはいったいなんなのか、、
在来木造と伝統木造、はたまた現在のシステム化された建売住宅の生産現場
設計事務所こだわりの真壁、数寄屋大工や斑鳩工舎のような寺社仏閣
これらはいっしょこたに木造とされていますが、、、全然違うものです。

たとえばお寿司に似ているかも、、

コンビニのお寿司と回転寿司と板前の握りとが同じ寿司でもまったく違う、
その違いと値段の差にみなさん納得しているんじゃないかと思います。
そのコストバランスの中に、
たとえばampmの解凍寿司があったり、回転の無添加くら寿司があったり、
立ち食いの魚がし日本一があったりしてシノギを削っています。

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で、通常の在来木造住宅というのは、工場生産されたプレカット木構造材を
現地で組み立てる生産システムになっています。
これはタマホームでも一級建築士によるデザイン住宅でもいっしょですね。

お寿司でいえば、タマホームは回転寿司の大手FC、
一級建築士によるローコスト注文住宅は「魚がし日本一」で、
ゲソの握りのマヨネーズを、最後にバーナーで焼いてもらっているような感じでしょうか

というわけで、在来木造住宅とはどういったものであるのか、、を調査するために
「超時空建築ポリス 審査官アカネ」が未来からやって来ます。

超時空建築ポリス 審査官アカネ 

 

未来の地球からやってきた建築審査機構の女性審議官。

未来の日本は温暖化や環境汚染のため木材が希少種になり、

伐採や流通が禁止された世界となっていた。

そのため既存木造建築の保存や有効活用が吃緊の課題であった。

そこで、過去の日本に審議官白鳥茜を派遣し、

木造構造の仕組みを調査させることになった。

それが超時空建築ポリスである。


主人公

白鳥茜 巨乳、ドジっ子

兵藤審議官 未来から茜に指示を出す。

コルビー 犬型多用途コンピューター、茜の相棒


コンクリート伯爵二世 未来世界をすべてコンクリートジャングルに変えようとするマッドアーキテクト、打ち放し団を率いて茜の調査を妨害する。



宇宙船の内部のような空間、正面のスクリーンには世界史出来事が次々と映し出されている。

オールバックで威厳のある中年男(ジオン公国のギレン総帥、ネルフの碇でもいい、みたいな)兵藤審議官が説明を始める。

手前の会議机にひとり座らされているのが白鳥茜。


兵藤「この時代、地球環境の悪化が進み、木材の生産は非常に難しくなっている。」

「そのため、我が国においても木造建築というものがほとんど行われていない。むしろ稀少な文化資源となって博物館に展示されているような具合だ。」

「しかもだ。そういった保存木造建築の補修にも素材技術ともに事欠く有様になっているのは周知のことと思う。」

「コードナンバーX006号、白鳥調査員だったな。」


神妙な顔の茜、「はい。」


兵藤「君には過去の日本に行き、木造建築の技術や仕組みを調べてもらいたい。」

茜「兵藤審議官、お言葉ですが、、私は有用食品開発が専門です。建築については専門外なのですが、、、」


兵藤「うむ、それは分かっている。過去の時空にジャンプするためには、その時代の人物との遺伝子レベルでのシンクロが必要なのは知っているね。」

茜「はい。」

兵藤「我々の調査によれば、君の先祖が木造建築をおこなっていたことが分かっているのだよ。」

茜「私のご先祖様が大工さんなんですか、、」


兵藤「そうだ、君から数えて7世代前だが、現在のアース管轄エリア88、かつて日本の東京と呼ばれた地域で、檜工務店という組織を運営しているはずだ。」


茜「コームテーン?それは何をする組織ですか、、」

兵藤「歴史書によれば、明治時代に竹中工務店という組織がその最初であり、民間の木造建築を請け負っていると書かれている。」


茜「つまりは、建築をする組織ということですね。」

兵藤「そうだ。そこに潜入調査が今回の君の使命だ。」

茜「わかりました。」


兵藤「なお、君も時空ポリスに入隊したときからわかっていると思うが、未来に改変をおこなう行為は第一級禁則事項として固く禁じられているから気をつけるように。」

茜「承知しております。」


兵藤「また、以前よりこの時空エリアで未来改変を試みている悪の集団が存在していることが分かっている。」

茜「それは、、誰なんですか。」


兵藤「未来を無機質に変えることを目指すコンクリート伯爵二世だ。十分注意してくれたまえ。」

茜「わかりました。審議官!ただ私はこの時代のことも木造建築のことも、何も予備知識がないのですが、、」

兵藤「むろん、心配はいらない。時空ジャンプのスリープ状態のときに、当時のニュース出来事に関するデータを脳波インストールする。さらには君の活動をサポートするためのデバイスを付ける。」


兵藤「コルビー!おいで。」

ワンワン、

茜「カワイイ!審議官、これって絶滅した生物の一種、たしか犬ですよね。」

兵藤「当時、人々はこのような小型犬と共生をはかっていたというデータがある。


犬型ロボットRXJ9通称「コルビー」だ。あらゆる木造に関するデータが蓄積してある。さらには、コンクリート伯爵たちと遭遇した場合にも力になってくれるだろう。」

「では、検討を祈る」

…・

というわけで、キャラデザインのラフができあがってきました。

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犬型ロボットのデザインをどうするか、、でいろいろと悩んでおります。
犬型ロボの元祖といえば、
バビル二世のロデムとか、キャシャーンのフレンダーなんかが有名だと思いますが、あっロデムは黒豹でしたね。

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キャシャーンのフレンダーはこれで、
犬型からジェットとかに可変するところが凄かったですよね。

今回この犬型汎用ロボ通称「コルビー」をどういうデザインキャラにするか、
が鍵かな、、と思っております。

私個人的には最近の犬キャラで
みずしな孝之先生による、
コマツさんとこの、「ムーコ」がお気にいりなんですけどね。

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イブニング連載中の「匠三代」より面白いものにしたいと頑張っておりますが、、
いかがなりますことやら、、


ついに念願の土浦邸発見~目黒モダニズム

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久しぶりにWiredコジマ社長とお会いすることになって、
恵比寿~目黒あたりを散策してきましたよ。

目黒といえば、いわずとしれた「土浦亀城邸」があるのです。
土浦亀城とは、(つちうらのかめじょう)というお城ではなくて、
昭和モダニズム建築を代表する建築家巨匠です。

実は、もうこの家がどこにあるのかこの20年近く目黒に行くたびに
歩き回って探してたんですが、一向に見つからなかったんです。

正確な住所知らないと、なかなかたどりつけないわけですよ。
住宅街の路地裏というか、まさにクルドサックというような袋小路の
回転広場の角にたたずみます。

脇道を曲がった瞬間に飛び込んできました。
うわっ、あった。

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いいですねえ。
これ、もうすぐ築80年は経とうかという建築です。
80歳には見えませんよね、デザイン的には完全に「今!」ですよね。

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内部もすごいのですが、いろいろな資料が出ていますから、
そちらを参照していただくとして、以前私が齋藤裕先生のとこに在籍して
いた20数年前、ころはちょうどポストモダン全盛期で、
土浦先生のこの家を紹介するような書籍が少なかったんですね。

それに齋藤先生のとこではモダニズムやらないので、
僕が土浦ファンだということは黙っておいたんですが、、

あるとき、齋藤先生が「森山君さあ、土浦さんって知ってる?」と、

面識はもちろんありませんが、、土浦先生の自邸すっごくかっこいいですよ。
あと奥様が超カワイイですよ。(フランクロイドライトの写真集に掲載されてます)

齋藤先生
「土浦さんもう90歳だよ。確かにかわいらしいおばあちゃんだったな。」と

えっ、土浦さん、お会いされたんですか?!!

「うん、昨日。佐々木さんと、、君も来ればよかったな。凄い良かったぞ」

え~っ、行きたいですよ!土浦さんち!僕も!!!

「いや、森山君ああいうの好きじゃないと思って、おまえ重たくて暗いの好きなんだろ?」

いやいやいやいや、暗重も好きですけど、
軽くて透明なものも好きなんですよー、
突き抜けてればなんでもイイんですよ。

「連れてっても喜ばないかな~っと思って。」

うわーっ、齋藤先生に遠慮してモダニズムに興味ない感じにしてたのが
完全に裏目にでちまったよ~。

という思い出があるのです。

ついに、ついに、ご対面ですよ。
土浦先生はもうだいぶ前にお亡くなりになられていて
今は文化財として東京都の管理なんですかね

その近くにこんな建築があります。

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じゃーん、2000年代の流行最前線といった感じのミニマリズムデザイン。
木を使っているのでエコロジー系にも見えますが、
ドナルド・ジャッドとか、隈さんとかピーター・ズントー張りですよね。

これ、実は森山デザインなんですよ、
やれば出来るんですカッコイイ系のドヤ建も

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ここまで来る道々が異様に暑かったんで、
とりま屋上のテラスで水もらって呑んでます。

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内部はこんな感じです。

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打ち合わせ後、建物を後にしました。
そのまま渋谷まで歩きました。



本日は日本マンガ学会第12回大会です。

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明治大学駿河台キャンパスにて

日本マンガ学会第12回大会プログラム

私はマンガ表現における主人公の住居形態の変遷について研究発表します。

特に藤子不二雄作品における中廊下の登場と子供室の個室化について

発表資料の一部です。


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またまた凄いバンド発見Alberta Cross

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Alberta Crossというのがバンド名らしいのですが、
偶然聞いてしまって、「なんじゃ!!こりゃ~!!このかっこいい音は!」
Petter Ericson Stakee のボーカルがplentyとよく似て妖精のようですね。
しかしながらTerry Wolfersのベースを中心としたサウンドは
圧倒的な古さをもって重厚かつプログレッシブにフォークロアで攻めてきます。
このバンドのメンバーはたぶん真のロック馬鹿だと思います。

ニール・ヤングとかザ・バンドのような

でも2007年の作品

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で、こちらは2009年の作品、
ジャケもクレージー・ホースみたいなデザイン
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来月新譜が出るようです。


ジャケデザインがすごく良いんですよ。

ピンクフロイドとかドアーズをほうふつとさせますね。
こういうグループが出てくると、やっぱりロックって本当にイイもんですね。



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茨城県の鉄骨の現場

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昨年の震災の影響もあり、紆余曲折ありましたが
やっと建て方にこぎつけました。

曲面の具合がかなりいい感じです。



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ワンピースについて書きますよ!

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「ONE PIECE」といえば、老若男女に大人気のマンガです。
総発行部数2億冊を超え、3億冊に及ぼうかという、
単行本第65巻の初版が400万部
(初版が400万ですよ!ちなみに私の「マンガ建築考」は初版3000部です)
初版というのは、出版社が最初に準備する冊数のことです。
つまり、最低これだけは確実に売れるかな、、と判断して最初に印刷する部数です。
売れる本であれば、最刷が繰り返されて二版、三版と増えていくのです。
だから初版400万部というのは、まだまだ最刷を前提にしているわけです。

日本人のすべてに三冊配本できるというものすごい大作品、その割には宇宙戦艦ヤマトとかガンダムとかみたいに社会現象
にはなっていませんが、1997年からず~っとコンスタントに第一線を維持している野球でいえばイチロー選手みたいなマンガでしょうか、

実は私は白状しますと
「ONE PIECE」の連載が始まった最初のころ、
ジャンプの表紙の絵をチラッと見て、そのガッチリ描かれた単純な線の絵柄があまり好きではなく
特に最初のころのコビーの存在がうざくて、
その面白さに気づいたのはアニメ放映しばらく後なんですけどね。


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え~その前にお詫びです、ブログ更新が滞ってしまってすいませんでした!!
先月、先々月はいろんなことが起こり過ぎて、
なおかついろんなことを引き受け過ぎて、
いろんな約束が守れず、ヘコみまくっていろいろとみなさんに、
ご心配をおかけしてしまいました!!

一方、最近の世相もいつまでもぐずぐずぐずした状態、

世界の経済も政情も不安定、なんだか言いようのない不安感、
そのような雰囲気に包まれております。

いまだ梅雨空が続いていますが、ちょっとした晴れ間の日差しは

いよいよ夏到来を思わせる季節ですね。

そんなときは気分一新でなにか前向きで元気の出る話題として
「ONE PIECE」を取り上げてみたいと思います

みなさんご存知と思いますが、「ONE PIECE」の主人公はルフィーというのですが、常に前向き、前のめり過ぎるキャラクター、
で仕事というか何をやっている人かというと海賊です。

海賊のマンガっていうのがそもそもものすごく少ないんですよ。
作者の尾田先生は子供のころから「海賊マンガでジャンプに載るっ」と
決めていたそうなので、まさに尾田先生自身がルフィーなんですよ。

バブル崩壊から10数年を経ていまだに続く閉塞感、
そんな状況を打破してくれないか、そんな無意識の期待感が「ONE PIECE」という作品と、そこでのルフィー、麦わらの一味に、それだけ多くの人たちの想いが乗っかっている結果が3億冊なんだと思います。




「ONE PIECE」には実に多くの個性的なキャラクターが登場します。
揚げだすとキリがないのですが、インターネット上にはもっと詳しいデータが無数にありますからそちらを参照してください。
いや、まだの人は原作を読んでください



たくさんの個性的キャラクターを次々生み出す天才といえば赤塚不二夫先生だと思うのですが、赤塚不二夫作品の場合、ニャロメやチビ太ばっかりで、おそ松が出てこなくなったり、天才バカボンなどにいたっては、実際の主役はバカボンのパパですし、脇役が主役を喰ってしまうくらいに破天荒でしたよね。

「ONE PIECE」の尾田栄一郎先生の場合は、ものすごくたくさんのキャラクターを
丁寧に描きながら、ルフィーという主人公を中心にまとめあげていく
その大河のようなストーリーのスケール感も魅力です。

ちなみに私はルフィーの仲間でいつもくわえタバコのサンジが好きですが。

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サンジは、コックなんですがタバコをくわえたまま調理します。
どこかルパン三世的なものをひきずっているところがイイんですよ。

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このお尋ね者ポスターでの間違ったサンジ像も、なかなかいいんですけど

また、キャラクターだけでなくたとえていえばガリバー旅行記のように、
様々な舞台設定、世界観が登場します。
世界観といえば私の場合、やはりそこにある物語の背景、
つまりは建造物に目がいってしまうのは
もはや、業といいますか、やむをえないことなんです。

つづく

武将に学ぶ工務店経営11豊臣秀吉公です

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建築知識ビルダーズ巻末の連載ですが、ついに天下人、豊臣秀吉公です。

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秀吉公は意外と格言とか説教じみたことをあまり残していないんです。
いろんな逸話は多いんですけどね。

格言や法度や名言を数多く残している武田信玄と比較してみると面白いです。
厳格なルールや自分の意思を数多くの書面で伝え残している信玄、

そうすると、やはり秀吉はそのキャラというか、
行動や人の機微をとらえた冗談なんかを駆使していたんでしょうかね。

秀吉の言葉としては、
戦は六、七分の勝ちを十分とする。 「最後まで人を追い詰めるべきではない。」
というものがありますが、まあこれは孫子の兵法でも出てくる話でもあり、
戦国武将の名言としては一般的です。

それよりも、私が秀吉らしいなあ、、と思うのは次の

何事もつくづくと思い出すべきではない
「済んだことをいつまでも細かく思い出してもいいことはない」

ですね。

「つくづくと思い出すこと」っていうのは大体において

あのときああすればよかったとか
あいつがああだったからとか
お前がああ言ったからだとか

良いことなどほとんどないですもんね。

人生において「既に終わってしまった悪いこと」を思い出すなど、
百害あって一利無しですから

何事もつくづくと思い出すべきではない
です。

さびしさに 煙吐き出す 鬼ふすべ (天魚)

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私の文学師匠の天魚先生
小説家で俳人の眞鍋呉夫先生ですが、
今年の6月5日に鬼籍に入られました。

さる9月17日に市ヶ谷にて「眞鍋呉夫さんを偲ぶ会」が催されまして、

出席してきました。

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先生を慕う大勢の方がお集まりになられ、


詩人の辻井喬さん、檀太郎さん、司修さん、等先生のお仲間の方が

みなさま心に沁みるご挨拶をなされて、亡き先生のお人柄をしのばせるものでした。

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と、先生のお別れ会に出席してみても、
正直
未だに先生が亡くなったという実感が沸かないんです。

先生に私がお目にかかったのは20年ほど前ですが、

当時先生は70を過ぎておられ、私は20代の後半。

私は齋藤裕先生の元を勢いで飛び出して建築事務所を開いたばっかり、

特にこれといった仕事もなく、
かといって未だ建築に没入するべきテーマも見つからず、

自己が何ものかを求めて、映画や小説やアートといったような

自己表現の形式から何かをつかもうと、
何かを求めて彷徨しておったわけですが、

建築家の原口修さんと現代詩と現代美術の話題で盛り上がったおりに私が、

「・・反対の言葉をくっつければ簡単に詩になる。・・・たとえば黒い豆腐、柔らかい牙、暗闇の太陽、、等々」
と乱暴なことを抜かしておりましたら原口さんより

「そういうものでもないよ。もし詩とか俳句や短歌が好きなら天魚先生に会って
みないか。毎月連句会をやってるから、、」
「なんか、寺山修司みたいのですか?」
「違うけど、一度、会ってみますか?面白い先生だよ。」
と眞鍋先生の句会に呼んでいただいたというわけです。

先生はその初めて関口芭蕉庵にてお会いしたときから、


「僕の友人たちもだいぶ鬼籍にはいってきています。

僕自身も、もう先のことはわからんから、今日が最後と思って君に話す。」

と、そのギョロッとした大目玉に、いたずら好きな少年のような笑顔で、

大真剣モードで文学論、文化論、お酒の話しや九州のこと、
特に私の郷里の作家木山捷平と太宰治のこと、詩や俳句のこと、
全身全力で、何事もわかりやすくユーモアを込めてお話され

何か、頭蓋にドリルで穴を開けられ、直接脳髄に酒を、
上等のシャンペンを注ぎ込まれるかのごとくに、
蕩々と至言の湯水を浴びまして、

自分としては、鈴木恂先生、内藤廣先生、齋藤裕先生といった建築家の世界に加え、
このときに、第二の覚醒が始まったような思いがあります。

その後も毎月の連句会でお会いするたびに

「明日にも死ぬかもしれんから、今日が最後と思って君に話す。」
とおっしゃって、しかしながらそのお話というのは、先生が一方的に話し、
それを生徒が拝聴するというのでは決してなく、

「これこれ、という話しを聞いたんだけども、君はどう思う?」とか

「僕はこれからどうしたらいいかなあ」とか
「僕は、友人と思って君と話してるんだ!先生っていう顔で聞かないでください!」とか
「ふっほっ、それは面白いねえ。」とか

あくまで若い友人として遇していただいた至福の時間でした。


と、その後20年近くもお会いするたびに、都合数十回もの

「今日が最後」のお話をしてきたのですが、

数年ほど前のあるとき、鎌倉に行くからお供せよ、とのお達しがあり
新宿発の湘南新宿ラインのホームの先端で待ち合わせたのでした。

ホームへの階段を降りて約束の先端に向かって歩いていると、

船の舳先のように徐々に尖っていくホームの端っこには既に、
黒いマントに黒いソフト帽をかぶりステッキを突いた人影が、
何か世界の水先案内人のようにホームのずっと先をにらんでいる様子です。

「あっ、先生だ。早!」と私もずいぶん早めに出たつもりだったのですが、
先生はもう待ち合わせ場所であるホームの先端に到着しておられた。

「先生。」
すると、振り向いた先生は、何か僕の方に間違いでもあるかのように
「君、、早いねえ」
「いえ、先生こそ」
というわけで、晴れわたって白くまぶしい冬の空を見上げながら、
なにやらお話ししてたのですが、ふいに

「う~ん、君ともうちょっと早く出会いたかったねえ。矢山たちにも君を紹介してさ」
「先生、それって今から50年以上も前ですよ」
「そうか、僕もとうに80過ぎてるからなあ。40年くらい早く生まれてもらわんとね。」
「確かに、、それは楽しそうですね。」

「君と話すのも今日が最後になるかもしれんし、残念だよ。」

と、いつもの今日が最後の話しです。

僕は、今日こそは言ってやろうと、
「先生、いつもいつもそのお話ですけど、それ聞いてもう14~5年たちますよ。」

すると先生は、笑いながら
「ふほっ、そうか。もう、そんなにたつか、長いねえ。でもそれは一瞬だったねえ。

と真顔でおっしゃった。
「もはや、80過ぎてんだから明日には死んじゃうかもしれないんだよ。」

その自嘲するわけでもなく、透徹したような、
ちょっとさびしそうにした大きな目玉を見ているうちに、死ぬ死ぬ言う先生に、
何か無性に腹が立ってきて、俺も悲しくなるから死ぬ死ぬ言うな!っと、
すでに涙目だったと思いますが

「先生、まあ、いつ死んでもいいじゃないですか!また生まれて来れば!」
と言ってしまった。

「僕と先生は45~6歳違いだから、
僕が72歳になったときに生まれ変わった27歳の先生が、
俺の前に現れれば、今度は俺が先生やりますよ!」
と続けてしまった。たぶん僕は、ほぼ半泣いちゃってたと思いますが。

一瞬、ちょっぴり悲しそうな目をキョトンとした先生でしたが、

「ほほっーっ、それは面白いな。その手があるか!」
「それは、いいな。君が僕に教えてくれるの?俳句や文学を。」
「そうですよ。」
「じゃあ、じゃあ、そのときのためにも、君を仕込みまくらんといかんな、今の僕が。」
「そうですよ、お願いしますよ。」

と笑いあったんですね。

だから、天魚先生はリアルでは死んじゃったかもしれないんですけど、
私の中では、どこかで生きてる、ていうかもう既に生まれている。
そして、どこかで、僕と28年後に出会う。

そのときをすごく楽しみにしているんですよ。







売り申さぬ お誉めくだされ

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縁ありましてて洛趣会展を拝見することができました。

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洛趣会というのは昭和3年より始まり、今年は第80回という
京都の老舗が年に一回おこなうお得意様への発表会です。
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風呂敷、扇、漆器、京友禅、帯、御所人形、京菓子、蕎麦
京呉服、京蒲団、西陣織、バッグ、懐石、お茶、陶器、簾
美術品、染、茶道具、寿司、香、履物、といった京都の名店さんが

その年ごとに趣向を凝らし、お店の品をご披露になるという
博覧会、展示会といった趣です。
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本年度の会場は黒谷さんで知られる金戒光明寺でおこなわれました。
写真を撮らせていただいた一部をご紹介しますと、、
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蒲団の岩田さん
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竹工芸の西河さん
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お寿司のいうさん
そのほか多くのすばらしい工芸品や伝統の技を拝見しまして

お茶をいただきました。
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お茶は宗偏流で稽古させていただいてたとき以来、20年ぶりくらいでしたが、、
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けっこうなお手前でした。

尾張屋さんのお蕎麦もいただきまして
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大満足です。
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このような会につれていっていただき、
T島屋の橋さん、ありがとうございました。

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各お店が、天狗になって
「売り申さず お誉めくだされ」
と、いうユーモアあふれる発表会なのですが
第80会を数えるという凄い催しなのです。




PR: 三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス赤坂レジデンス」

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「赤坂」駅徒歩4分。「六本木」駅徒歩9分。「乃木坂」駅徒歩9分の6駅6路線利用可

日立の病院建築

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茨城県日立市で進行中の現場
足場が取れました。


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竣工までもう少しなのです。

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ワンピースにおける建築的考察2

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ワンピースにおける建築的考察1

 
ええ、ずいぶん間が開いてしまったのですが
ワンピースについての考察です。

ワンピースの舞台設定にはさまざまな世界観が登場します。
偉大なる航路を目指していたころこそ、海の上での戦いが多かったのですが
その後は、不思議な世界をめぐる旅が始まります。
偉大なる航路=グランドラインに突入してからは、もう絶好調な感じ。

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アラバスタ王国、空島、ウォーターセブン、スリラーバーク、
シャボンディ諸島、女ヶ島、と次々と夢と想像の枠を超えてくる。

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どんどん不思議な仲間や、強敵が現れ、
もうこれは無理なんじゃないかという困難にぶちあたっても
まっすぐな行動力と、でっかい心にみんながルフィのことを好きになっていく
そんな展開が続きます。


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もう、世界中の少年少女から大人までとりこにする。
それもそのはず世界名作童話がテンコ盛りって感じなんです。


きっとみなさんも大好きな物語ナンバーだと思うのですが

「十五少年漂流記」に「ガリバー旅行記」に「南総里見八犬伝」に、
「西遊記」に
「水滸伝」そこに「ニルスの不思議な旅」と「オズの魔法使い」、
が起きて「トム・ソーヤー」が「ジャックと豆の木」に登って「ほらふき男爵」と
いっしょに「国姓爺合戦」をしているといった感じでしょうか

ラーメン二郎でいえば
勇気マシマシ、友情マシマシ、冒険マシマシ感動濃い目でお願いしたら
こうなるのかもしれません。

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グランドラインを超えてからがワンピースの真骨頂だと思うのですが、
この様々な国家や多くの島々、もちろん様々な建造物も。

まあ、やはりといいますか必然といいますか
私が興味をもつのはその背景であるところの町並みとか建築なんですよね。

アラバスタ王国のモデルはインドのジャイサルメール

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空島といえば、天空の城ラピュタですが

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「ラピュタ王国」はスイフトのガリバー旅行記で構想されたものがモデルですよね。この空島っぽい風景といえば有名なマチュピチュ遺跡があります。

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さらに!もっと空島っぽいのが、日本にも存在するのです。
それは兵庫県にある竹田城です。

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雲海に浮かぶ竹田城
まさに空島ですよね。国史跡「竹田城跡」 | 朝来市

ウォーターセブン、徐々に水位が上がってきている都市とは水の都ヴェネチアですかね。

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また、スリラーバークのお城といえば
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フランスのモンサンミッシェルでしょう。

と、さまざまに冒険を繰り広げるルフィ一行を待ち受ける国家、都市、島々。
その中でももっとも秀逸な建造物、私が一番興味を抱いたものが「インペルダウン」なんです。

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これは海底から見上げたところですね。

「インペルダウン」とは、刑務所なんですね。それも凶悪犯罪者を収容するために世界政府が築いた難攻不落の要害です。




拙著「マンガ建築考 -もしマンガ・アニメの建物を本当に建てたら」
「インペルダウン編に加筆して続けたいと思います。



ワンピースにおける建築的考察3

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ワンピースにおける建築的考察2  より

「インペルダウン」の建築概要は
「凪の帯」(カームベルト)といわれる風の吹かない海域の、
から海上にまで聳え立つ大監獄です。

ここにエースが囚われている。
これを助けにルフィが向かう。

それが、インペルダウン編です。

地上1階から地下6階までが存在し、
それぞれの階層で囚人たちは様々な責め苦を受ける。
まさに「この世の地獄」と呼ばれるにふさわしいところです。

地上1階から地下6階まで階層ごとに、
下へいけばいくほど過酷な収監状態が設定され、
囚人の凶悪性や犯罪の大きさごとに分けてあります。

この建物なんですが、地上1階、地下6階とはいうものの、
各階層は階高0メートルくらいはありそうですから、
実際には各層5~6階建ての地上1層地下6層で、
実質地上6階、地下30階建てという風に考えたほうが
よさそうなくらいの規模なんです。

高さでいうと、海上に顔を出している部分はさらに高く50メートルくらい、
海中に没している部分で300メートルはあろうかという大きさです。

海底まで300メートルくらいというのはいわゆる大陸棚の浅瀬であって、
凪の海、現実に存在する船の墓場として有名な、
サルガッソー海とか

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スールー海のようなところに建造されているわけです。
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現在の地球で陸地と海域は約3:7で、
平均水深は約3800メートルといわれていますから、
海の深さっていうのは平均してもちょうど富士山の高さまで
すっぽりはいってしまうくらい深いものだということです。

それに比べると「凪の帯」といわれる地域に「インペルダウン」が存在するのも合点がいきますね。

次に、平面形の方ですが、インペルダウンに集結している七武海や世界政府海軍のガレオン船から推察するに、

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ガレオン船の全長が約40メートルくらいですから、
そこから推察すると下図のような感じになりますかね

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インペルダウン外周の壁面直径は約300メートル前後といったところでしょう。
1階はその外周よりも小さく直径で240メートルくらいでしょうか。

インペルダウンは下に行けばいくほどその直径が広がっていきますから、最下層のレベル6ではその直径は600メートル以上はあるでしょう。
面積でいうと最上部が約45000㎡、1万4000坪、最下部が約280000㎡、9万坪くらいです。最上部が東京ドーム1個分、最下部は6個分といった規模です。
総面積ではバチカンを上回りモナコよりちょっと小さいくらいという巨大な規模です。

この巨大監獄の周囲はまさに海であって、海王類といわれる魚たちの楽園になってもいます。地下と言われている部分は土の中ではなく、完全に海中なんです。
そこから各層40mごとに立ち上がる巨大なバベルの塔といってもいいでしょう。
高さ関係のイメージは下図です。
ここでもガレオン船の大きさと比較してみてください。
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全体としては海底から300メートル近く聳え立つ大聖堂といった感もあります。
高さのイメージがしやすいように、東京タワーを隣に置いてみました。

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海底からこんな施設を見上げることができたら、まさに凄い壮観でしょうね。

インペルダウンは世界政府にとって凶悪犯罪者を収監するための施設として、上から段々激しい環境が設定してあります。
ここに収監された囚人は命がいくらあっても足りないといわれています。

上から、地上部ぬるま湯地獄、
LEVEL1紅蓮地獄、LEVEL2猛獣地獄、LEVEL3飢餓地獄、
LEVEL4焦熱地獄、LEVEL5極寒地獄、LEVEL6無限地獄、
といった風に囚人たちを痛めつけるための地獄巡りとなっています。

このうちLEVEL5と6の間に囚人の一部がつくった秘密の階層LEVEL5.5と呼ばれるニューカマーランドがあるのですがね。


この施設の壮大さは、各レベルごとの仕掛けだけでなく内部空間の迷宮性なんですよ。
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そのためレベル1の紅蓮地獄こそ露天でしたが、
レベル2の猛獣地獄では、廊下と獄舎部分が複雑に入り組んでおり、
廊下を通って脱出しようにも、迷路みたいな通路を奇妙な猛獣に追い掛け回されて食われてしまう危険をともなっています。

この空間イメージって、どこかで、見たことあるぞ、、って思ったのですね。
それは何かといいますと、建てない建築家=アンビルドアーキテクトの元祖

ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージではないのか、、、と。

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アンビルアーキテクトとは
参照: レベウスウッズ アンビルドアーキテクト1|建築エコノミスト 森山のブログ

ピラネージといえば18世紀の人なのですが、近年評価が高まり、建築だけでなく、小説家や詩人など様々なジャンルの人たちからその建築のビジョンや、
空間の意味性などに言及されるようになった人です。

しかも彼が創造したのは想像上の牢獄です。

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当時の建築はバロック様式とか新古典主義とか言われるように、ひとつの
建築のスタイルが、歴史的な評価の中で模索される時代でした。
しかも、このピラネージはローマ建築や遺跡の調査をローマ教皇の支援の下に
おこなっているような、ある種まっとうな建築研究家であったわけなんです。

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ところが、自分の創作活動はこのような想像の空間に求めた。
表現形式が版画であったため、
プロフィールが版画家として紹介されtたりもしていますが、ご本人はあくまで「建築家」であるとの自負をもっていた人です。

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その表現は上記の絵のように、骨太な構造体が複雑に入り混じり交差し、
光はずべて上方からしか差さない閉塞した縦の空間です。
そこに繰り広げられる得体の知れない責め苦、
不安を掻き立てる小さな通路や危険をともなう空中の渡り廊下、
煤煙や埃で汗ばんだ体は真っ黒に汚れるであろう世界が、
一定の厳しい秩序で構築されています。

そこに差し込む光の強いコントラストは、現代の建築芸術で追い求めらているテーマでもあります。

なぜ「監獄」なのか、、、

おそらく、何かの重大な罪を背負った囚人が一生いだすことのの出来ない
世界を建築家として世に問うことの意味がとは、
様式にとらわれない建築を模索しているようでもあり、
何か近代市民社会の自我創出を暗示しているようでもあり、
中世から近代へ移行する過程での、見えない社会の仕組みを象徴的に、
浮かびあがらせるものともいえるでしょう。


世界政府は、
このピラネージのビジョンを採用してまで、いったい何をしようとしているのでしょうねえ。

さらにいえば、このレベル2くらいまでは、内部も薄暗くまあいってみれば普通の監獄の巨大版ですましてもいいんでうが
ここから下の階層になってくると世界政府も何を血迷っているのか、ものすごい施設設備のレベルを上げてくるのです。

つづく


ワンピースにおける建築的考察1

ワンピースにおける建築的考察2


ワンピースにおける建築的考察4

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ワンピースにおける建築的考察1
ワンピースにおける建築的考察2
ワンピースにおける建築的考察3


インペルダウンの迷宮性が、ピラネージの「牢獄シリーズ」に親和性があり、
建築アカデミズムの体系の中心をうがつものであるという意外な結果になった
わけですが、再度このインペルダウンの構成を考えてみましょう。

世界政府も何を血迷っているのか、
ものすごい施設設備のレベルを上げている。というところまででした。

ます、レベル3とレベル4ですが、ここでは興味深い計画がなされています。
レベル3は通称飢餓地獄といわれておりますが、
これは食料を与えないということに加えて、レベル3全体が床から熱気を放っていることからくる
「渇き」を付加させてあります。

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もちろんこのレベル3もレベル4も内部は数階にわたって仕切られた立体的迷宮になっており、
特にこのレベル3は石積みの通路や階段、アーチで構成されたポルティコや橋など
アルジェリアのカスバを思わせる奇観な風情でもあり、世界遺産級の建築的な名所が満載です。

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特に、石造りの街中の遺跡みたいな階段通路で獄卒獣といわれる間抜けて超強い
ミノタウロスとボンクレーが対戦するシーンなどが見ものだと思います。

しかもアニメでは、このレベル全体が薄黄色味がかった光で溢れており、
常に中東の日暮れみたいなセピア色に照らされておりまして、
微妙なニュアンスを表現する照明計画がなされております。
ハリウッドのスタジオの照明係りさん顔負けなんです、ほとんど誰もいないのに。

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この下レベル4には常に煮えたぎる巨大な鉄釜があり焦熱の地獄と化していますが、
その熱気がそのままレベル3を乾燥させてレベル3を飢餓地獄に導くという非常に合理的な設備計画なんです。

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というよりもこれは巨大な戦艦の機関部とか、潜水艦の原子炉を思わせるようなシステムで、機関から出てくる廃熱を有効利用しようという意図なんです。

こういったシステムは長い間補給なしで洋上を航行する船舶には必須の仕組みですね。

機関部を運転することから生じる熱源を最大限無駄にしない、
投入したエネルギーを逃がすことなく使い切る、空調機から出てくる廃熱もうまく生かし、お湯を沸かしたりしていくものです。

太平洋戦争中の巨大戦艦の大和はみなさんよくご存知ですよね。

この大和にはそうした当時の最新鋭の設備システムが組み込まれていたという事実があります。
洋上で孤立した状態でどこまでうまくエネルギー効率を高めるかを考えていたんですね。
また、荏原製作所と日立製作所が大和と武蔵のターボ冷凍機を納入しています。
当時大阪金属工業所といったのですが、ルームエアコンで有名な現在のダイキン工業日本初のフロン式のヒートポンプ空調機を製造し、伊号171潜水艦に採用されています。

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伊171号
艦艇のデジタル着彩さんより

この温度管理とエネルギー管理、空調管理の日本の専門家で、
日本設備界の大家で井上宇先生という方がいます。
もう亡くなられましたが、


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私が大学で一番好きだった先生です。

どう好きだったかというと、この先生は容赦がないというか、
普通の学生では授業をまじめに受けて、
その内容を元に試験なんかをするわけですが、

この先生の試験は、本当にエネルギーのことをわかっているかどうか?
それを問うんですね。
だから、授業の内容をノートに必死で写しただけではどうしようもないんです。

しかも、当時の井上研究室はもっとも優秀な生徒が大学院への進級を
希望することろとして有名で、
井上研志望者は
井上先生担当の設備計画という授業では、
絶対に「優」をとらないといけないといわれておりました

まあ、当然わたくしなどは優秀な生徒ではありませんから、
井上研への進級などまったく考えていなかったんですが、
その本気のエンジニア魂に触れまして、まったくやる気のない私も、
設備計画だけは真面目受講しておったのです。
が、なんだか物理の話になったりいろんな建築家の話になったり、
井上先生独特のしゃべりが面白いんですね。

で、問題の試験だったんですが、すごい問題が出ました。

太平洋戦争末期、旧満州の陸軍部隊20名が行軍中に凍死した。
なぜか?
そのときの、外気温○○
度、湿度○○度、
陸軍装備の防寒具の熱還流率○○、蓄熱係数○○
兵士の体温は度とする。


です。

あとはすべて回答用に真っ白です。

なんだこれ!?鈍器で思い切り後頭部を殴られるような問題でしょ。

理工学部の建築学科の設備計画の授業の中で、
八甲田山の事件を考えるがごとくの、法医学みたいな問題ですよね。

教室がざわついてましたよ。

でも、これなら俺でも何か気の効いた答えが出せるかも、、
もしくは本気の回答を思い切りぶつけてもまわんのかも、、
と、いうことで私は何か、つたない知識と想像力を駆使して、解答用紙を埋め
まくったように記憶しております。
 

まあ、居住環境をどのように考えるか、、それが人の命を左右するんだ。
とでもいわんがごとくの超ハードエッジな問題ですよね。

それもそのはず、井上先生は日本の南極基地の設備・空調設計も
されていた方なんですよ。
自分の計算間違いによって南極越冬隊が死んじまったらどうしよう、、
と気が気ではなかったそうです。

井上先生は、東京大学の船舶工学から航空機の設計者を目指されていたんです。大戦末期には高高度戦闘機キー108の設計者として、

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戦後は建築設備の設計エンジニアに転身し、
早稲田大学の教授となり、日本の設備技術のバイブルといわれる
「空気調和ハンドブック」を出版されています。

早稲田建築アーカイブス 井上先生のトークが聞けます

早稲田建築アーカイブス 井上宇市炉端談話

日本の設備エンジニアはみんなこの本を読んでいるといっても過言ではないでしょう。

この洋上船舶におけるエネルギー効率と空調計画の技術を生かしてうまれたのが、地域冷暖房システムとか、コ・ジェネレーションなんです。

井上宇一先生はその専門家でもあります。

コ・ジェネレーションとは、
発電タービンやエンジンなどの外燃機関や内燃機関から発生する熱を回収し
有効利用する仕組みのことで、国内では工場周辺や居住密度の高いエリアでも
環境負荷を低減しエネルギー効率を上げる意味で結構普通におこなわれているのです。
六本木ヒルズにも導入されています。

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各タワーやTV局に供給する温水や冷水、蒸気を効率よく配給、回収するシステムがインフラストラクチャーとして地域全体に組み込まれているのです。

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インペルダウンがさらにすごいのは、このレベル4での煮えたぎる釜の熱をそのままレベル3の熱放射に利用しているだけでなく、その下のレベル5を極寒地獄に設定している点です。
空間を寒くするというのは実はとてつもなく難しい技術なのです。

熱いのと寒いのとなんの関係があるの?と思われるでしょう。
逆じゃない?とそうではないんです。

熱あるところに冷気あり、冷気あるところに熱あり、なんです。

みなさんはヒートポンプという言葉を聞いたことがあるでしょうか、

専門用語なのでなじみが薄いと思いますが、
実はこれエアコンの室外機や冷蔵庫の内部に組み込まれた仕組みのことなんです。
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ざっと簡単にいうと熱くするにはどこからか熱をうばってこなくてはならず、
寒くするのはどこかに熱を逃がさなければならないんですね。

どういうことかというと、レベル5のあれだけの面積、空気の容積を極寒にするためには巨大なヒートポンプが必要だということなんです。

その分の熱を海中に放熱するという手もありますが、それではもったいない。

だからレベル3が熱いんです。

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つまりどういうことかというと、
インペルダウンそのものが巨大な冷蔵庫なんですよ。

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むしろ、レベル5を極寒にするためだけに、レベル4やレベル3があるといっても過言ではありません。

しかも、レベル5にはそんなに囚人いないのに。

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軍隊ウルフまで飼っている。

うん?飼っている?ここまでして?

雪を降らして、木まで生やして、森までつくって人工で極地方の自然環境を再現しているんですよ


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これは、、ちょっと、、やりすぎと思いませんか。


もしかして、インペルダウンってもともとは監獄ではなかったんじゃないのか?
という疑問が沸いてきました。

もしかしたらインペルダウンとは、軍隊ウルフを飼育するだけのために建設した極地の気候を再現したサファリパーク型の動物園みたいなものなのかもしれない、、



たしか、
レベル2もけっこうな数の動物放し飼いではなかったですかね。

つづきます。

ワンピースにおける建築的考察1
ワンピースにおける建築的考察2
ワンピースにおける建築的考察3

ワンピースにおける建築的考察5最終章

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ワンピースにおける建築的考察1
ワンピースにおける建築的考察2
ワンピースにおける建築的考察3
ワンピースにおける建築的考察4


インペルダウンとは
もしかしたら軍隊ウルフを飼育するために建設したサファリパーク型の動物園みたいなものなのかもという疑問。
それを裏付けるような、レベル2でも動物放し飼いという事実。

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          ▲どでかいニワトリを放しいのレベル2

空調システムにより極寒の環境を生み出したレベル5のためだけにあれだけの施設を建設しているという酔狂な世界政府。


その仮説を裏付けるように、ワンピースのインペルダウン編をごらんになった皆さん全員がたぶん感じたことだと思うのですが、エースが収監されているというレベル6の内部空間。

なんかしょぼくなかったですか。

レベル1からずんずん地獄度を増していって、ついにはレベル5でルフィもボンちゃんも行き倒れてしまう。

そんな強烈な獄舎に比べて、レベル6に来てみると、ちょっとがっかり。

それほど天井高さもないし、鎖でただつながれているだけの普通の牢屋です。

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ということなら、このレベル6というのは設備的にも内装的にも実はそんなに力を入れていない箇所、床下収納とか基礎の中のピットみたいな余ったスペースなんだと思います。

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                  ▲ビルの地下ピット

だからこそ、イワンコフたちが巣くうニューカマーランド、レベル5.5はなんなのか?

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ここはきっとレベル5の極寒を維持するための断熱層の空間であり、
そのため床下のスペースとして見逃されているのではないでしょうか

結論ですが、「ワンピース」に登場した世界政府の深海の大監獄。
と思われましたが、、
設備プラントを有する実は巨大な冷蔵庫。

めずらしい動物を集めた飼育施設であるということが推察されるわけです。


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そもそもここまでの巨大な施設を海底から立ち上げることは可能なのでしょうか
「ワンピース」の物語を盛り上げる意味ではちょうどいいんでしょうが、マンガの中で出てくる想像上の建物とはいえ、、こんな巨大な施設を海底から聳え立たたせることなど可能なのでしょうか。

海底から建物を建てていくなど無理に決まっている、そんなビルなんか見たことないよ。
そう思われるでしょう?

実際そういったビルというのは存在しませんが、海底から海上にまで建造物をつくる技術というのは存在しているんです。

それは、石油プラットフォームといわれる施設です。海底油田の掘削をおこなうための施設ですね。

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現在では「インペルダウン」の倍以上の高さのものまで存在しています。ペトロニアス・プラットフォームで610メートル、ボールドペート・プラットフォーム580メートル、などです。

この海底から建造物を立ち上げるという技術は第二次世界大戦中にイギリスが防衛拠点として設置したテムズ海上要塞が原型となっており、あらかじめ完成させた構築物を海上から海底に着床させることによって設置します。

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この海上プラットフォームの設置方法には、固定式プラットフォーム、コンプライアント・タワーといわれる重力着床方式のものと、半潜水式プラットフォーム、甲板昇降式プラットフォーム、ドリルシップ式、浮体式生産システム、緊張係留式プラットフォーム、スパーといわれる浮力をもった構造物を海底から牽引固定するものがあります。

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前者が海底から聳え立つタイプ、後者は動かなくした船みたいなものです。
インペルダウンはおそらく前者なのですが、海底固定式となると史上最大規模でしょうね。

先ほどご紹介したインペルダウン以上の高さをを実現しているプラットフォームなんですが、そのいずれも浮遊固定型なんですよ。

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石油掘削プラントとして海底まで到達してはいるのですが、海底から立ち上がったものではないんです。

とするなら、やはりインペルダウンは建物ではありません。というか完全な人工物というわけではなく、一部島であったものを掘削したり増床したりして押し広げた半人工島というのが正解だと思います。

半人工島なら結構いっぱい存在しています。有名なものとしては最近観光も可能になったという通称「軍艦島」です。

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正式名称は長崎県にある端島です。ここは元々小さな瀬、岩礁であったものを、石炭の採掘が可能ということで、埋め立て拡張し上部構造をどんどん建設していった結果、元々の大きさの三倍以上になってしまったという半人工島です。かつて炭鉱の島として5千人以上のおおぜいの人々が移り住み暮らしていましたが、廃鉱とともに無人島になってしまいました。
島の中心部には石炭を掘る坑道が海底に向かって数十メートルも掘られていたわけです。

そのような形式であれば、東京湾にも第一海堡、第二海堡、第三海堡、と明治、大正時代に建設された洋上要塞が存在します。

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これらも元々の岩礁や小さな島を拡幅し高層化したものです。

世界的にもこういった施設は数多く存在し、島の原型をとどめないくらいに人工物化に成功した施設

フランスに現存するボワイヤー砦(Fort Boyard)があります。

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シャラント地方のラ・ロシェル(La Rochelle)という港町の沖合に鎮座するその姿は、まさにインペルダウンです。1800年代にかのナポレオンによって海軍施設として建設されました。一時は本当に監獄としても利用されていたといいますから本当にインペルダウンの原型ですね。この建物が世界的に有名なのは、アラン・ドロン主演の映画「冒険者たち」の舞台になったからなんです。映画のラストシーンでこの要塞の屋上からゆっくりとカメラが遠ざかっていくシーンがとても印象的でした。

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前述の軍艦島とか海堡のように自然形状をとどめた半人工島要塞ではなく、海の上にぽつんと存在する島というよりも長円形に石造りされていますから、まさに建物です。

それが水平線からすくっと垂直に立ち上がっている姿は非常に幻想的というか、かっこいいというか、威厳があるというか、窓が少ないこともちょっと不気味ですし、やはりこれがインペルダウンでいいんじゃないでしょうかね。

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一時はこの要塞はホテルに改装される予定だったみたいなんですが、今でもこの要塞島をひとめみようと多くの人たちが訪れているそうです。

というわけで、現在インペルダウンを建設しようとするなら、ちょうどいい大きさの島を拡幅しながら上部構造を建設し、同時に島の地下を堀進みながら内部空間を拡張していくという工法になります。

波の影響や、防水や防食の技術、そういった海上とか洋上とかにおける建設行為にはそれなりの専門異家の投入が必要です。

そんな工事をおこなえる業者がマリンゼネコン、通称マリコンです。

四方を海に囲まれているわが国の国土においては、こういった防波堤とか干拓工事や浚渫工事、そして海上橋とか海底トンネルとか多くの海浜工事を数百年にわたり続けてきました。その結果として都市と結ぶ大動脈としての道路や電気、通信ケーブル、耕作地面積の増大や居住可能エリアの拡張がなされてきたともいえるのです。

いってみれば日本列島そのものがすでに半人工島なんですよ。

こういった海洋土木工事については非常に専門性をともなうと同時に、危険や不測の事態に対する対応など経験がものをいう業界です。海洋土木専門のマリコンにはいくつかの有名な会社が存在しています。

五洋建設株式会社、東亜建設工業、東洋建設株式会社、若築建設株式会社、不動テトラ株式会社、りんかい日産建設、みらい建設工業株式会社、あおみ建設株式会社あたりがそうです。

そういったマリコンの建設工事に最新鋭の設備システムを投入して珍しい動物を飼っているのが世界政府の所有するインペルダウンの本当の姿かもしれません。

ひとまおわり

ワンピースにおける建築的考察1
ワンピースにおける建築的考察2
ワンピースにおける建築的考察3
ワンピースにおける建築的考察4

久しぶりにケーキ屋さん設計しましたよ

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ケーキ屋さんの設計やるのは20数年ぶりなんですが、、

僕がケーキ屋さんを設計してたころ3
僕がケーキ屋さんを設計してたころ2

僕がケーキ屋さんを設計してたころ1


私どもで内装設計デザインに関わりました。
スタッフの岩野くん 大活躍でなんとか完成にこぎつけたわけです。

「Sweets Concierge」豊洲ららぽーとに10/19(金)ニューオープンしたお店です。

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スイーツのコンシェルジュデスクとして、お客様が本当に欲しいスイーツをご提供します。
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TEL:03-6910-1547


とのことです。


ららぽーと1Fの中庭に面したところです。

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全国で、知る人ぞ知るのお菓子探しもお手伝いしていますので、
おススメのスイーツがあったらぜひ教えてくださいね。
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