だいぶ読めるようになってきたと思いますので
ここからは一気にいってしまいましょう。
前回はマイクパフォーマンスを取りやめたところでした。
ここからは、さまざまな詭弁の技を繰り出すメインエベントが始まります。
赤コーナー、内藤文書。青コーナー、諸氏~ファイッ!
さあ、始まりました。先ほどはタイムシフトという時間差攻撃の詭弁でしたが、
おっとー、今度は、なんだ?外国事例だー!!」
「山本さん、ここでいきなりスペインですが、、これは、、、」
「古館さん、よく読んでください、スペインではありません、バスクです。」
「なるほど~、さあ、そういったあたり、どのように詭弁を繰り出してくるのか!」
「今!ゴング!開始です。」
7.異世界の話 論点のすり替え4 権威論証
構文7-1 ゲーリー批判したサンセバスチャンの人をストローマン化
スペイン北部の街ビルバオに、フランク・ゲーリーの設計によるグッゲンハイム美術館が出来て二年ほどした頃、近くのサンセバスチャンで会議があり、次の日に訪ねたときのことです。夜になって、地元の建築家たちと会食になったとき、あの建物に対する印象を訪ねてみました。あの建物のことが好きか、というわたしの問いに対して、「好きなわけがないだろう。大嫌いだ」。
これは完全にストローマンですね。ゲーリーという脱構築の人の中でもかなりキツめの事例にしてあるところがミソです。さらに、ここでは本人もそのアバンギャルドに疑問を呈しているというスタンスで諸氏に理解を示します。
つまり、もともと諸氏と同じ立ち位置であるかのように擬態しています。
構文7-2 ストローマンを自壊させ論証。
その後に続けた言葉が面白い。皮肉っぽい笑みを浮かべて、「でも、大成功だ」、と言ったのです。
このスペイン人は受けが下手なのか喧嘩キックが当たってないのに自らあっさりダウンしています。小学生に見つかったらガッカリさせちゃうので一応顔面で蝶野選手のキックを受けてほしかったですね。
↓充填された語、この場合は次段の意味強化
知っての通りビルバオは、いまだにスペインからの独立運動が燻るバスク民族の主要都市です。
バスクの独立運動は数百年にもわたり、第二次大戦後でもテロ活動で数百人もの死者を出しているという当事者にとっては悲惨きわまりないものなのですが、
容赦なく事例に引き出すところが、福島召喚と同じヒールの戦法です。
構文7-3 合成の誤謬。早急で極端な一般化
ゲーリーの奇妙な建物が出来たことにより、世界中から人が来るようになり、そのことはバスクの存在を世界に発信することになった、というのです。
ここで大技を繰り出します。合成の誤謬(ごびゅう)です。
合成の誤謬とは、早まった一般化のことです。
「Aさんは寿司を頼んだから生魚が好きに違いない」、「Bさんは外車だから外国カブレだ。」といったように、部分の肯定が全体にいきわたるかのようにする詭弁です。
これは、ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロの世界では、かならずしも意図しない結果が生じるケースをいう元々経済学の用語です。
ゲーリーの建物とバスクの存在は世界史的にも政治学的にもまったく関係ありません。ここではスペイン通を醸し出す煙幕の効果も発揮していますね。
さらに言うなら、ストローマンにしゃべらせるという腹話術も用いています。
↓前段で好き嫌いの議論を持ち出しているのは本人
好き嫌いを越えた戦略的な発想だと感じました。われわれもこれに習う戦略的な賢明さを持つべきではないでしょうか。
はい!「でしょうか」きました!福島召喚のときと同じ言説です。
「賢明さ」を付加することでゲーリーを称揚することの正当化です。
8.税金投入の是認 論点のすり替え5 媒概念曖昧の虚偽
構文8-1A 7.文からの飛躍、極論1(監修契約でしかない)
そのためには、ザハに最高の仕事をさせねばなりません。
決まった以上は最高の仕事をさせる、ザハ生涯の傑作をなんとしても造らせる、
構文8-1B 8-1前半部Aと後半部Bで媒概念が異なる。
というのが座敷に客を呼んだ主人の礼儀であり、
↓前段から無関係に導かれた極論2(税金投入の正当化)
国税を使う建物としても最善の策だと思うのですが、どうでしょう。
もう、税金投入の是非はラッシャーさんに言ってもらった方がいいでしょう。
9.議論対象者の曖昧化
構文9-1 真の議論対象者について
一人の建築家として槇先生が意見を表明されたことには、全く違和感はありません。勇気ある発言に敬意を表します。
↓倒置法、本来なら審査員が考えの表明が必要
審査に加わらなかったとしたら、わたしもわたしなりの考えを表明したかも知れません。
ま、もうおわかりのように読みやすい部分はブラフです。
ただ、考えを表明しなければならないのは槇先生でなく審査員です。
ここから、ラッシュラッシュ、エルボー、エルボー、
最後にストンピング!そしてセントーン!です。
構文9-2 論点先取と多重尋問、脅迫論証を導出。恫喝2
しかし、ことが署名運動にまで拡がりを見せるとなると、違和感は増すばかりです。さらに、それが組織的に繰り広げられたとなると、看過できないことになります。
署名運動など建築家の諸氏はやっていません。
森まゆみさんたちの市民グループでありここでいうプロレスラーではありません。
そこに向かって、看過できないという脅しです。
看過しないというのならどうするのか、ぜひ追加文書で教えてほしい。
構文9-3 論点先取と多重尋問、脅迫論証を導出。恫喝3
その意味するところが変わってきます。団体名で提出された署名は、その団体の意見表明となるわけですが、その団体はこのプロジェクトに対して本気で水を差す覚悟があるのでしょうか。
つづいて団体批判、この団体って建築士会とか建築家協会のことだと思うんですが、ついに団体を離脱するのでしょうか!前田日明みたいでかっこいいです。
建築界にUインターが設立され団体抗争になるなら、それはそれで建築ファンの私としてはとっても楽しみな展開です。
構文9-4 9-3を受けて 後件肯定の虚偽
建築家の良識とは、その範囲のものだったのでしょうか。
「でしょうか」は地雷でしたよね。だからここには詭弁が埋まってます。
後件肯定の虚偽とは「XはYである。Yである。故にXでもある」という風に、
命題から論証なしで逆を導きそれを用いる詭弁です。
この文章は非常に複雑な構造をしていますから、注意深く読んでくださいね。
キーワードは「違和感」という便利な言葉です。
と同時に論証の真偽をいれときます。
まず、
槇先生に違和感はない。 真
署名運動には違和感がある、見過ごさないぞ。 真
署名運動と団体組織はイコールである。 偽
建築家の良識とは違うだろ。 偽
プロジェクトに水を差すものらは見過ごさないぞ。 真
この流れは
署名運動には違和感がある。 真
署名運動=団体組織だ。 偽
ゆえに団体組織にも違和感がある。 真
違和感は看過できない。 真
よって団体組織も看過できない。 真
と、だんだん偽の含有量を減らしていきます。
よって署名運動は建築士会や建築家協会の動きなのだから
看過できなくなってしまう、、
それは諸氏には建築家の良識がないからだ。
めちゃくちゃな論法です。
10.正論 論点先取と媒概念不周延の虚偽
構文10-1A ↓深めていないのは審査員
ザハの案が、建築的な議論として深まっていかないことも不満です。
あれほど個性的な案が選ばれたのですから、本来なら、建築とは何か、建築表現とは何か、建築には何が可能なのか、というより根源的な議論が巻き起こってしかるべきなのに、
構文10-1B ↓前段と無関係な主張。「」付けの開始
語られているのは「分かりやすい正義」ばかりです。
議論したくないのは本人だと2.で立証されていますからまあいいでしょう。
注目すべきはここで初めて「」で強調された「分かりやすい正義」の出番です。
なんか、リングス時代の前田日明みたいになってきました!!
11.主文 主観 個人的意見?審査員権限には計画案調整も含む?
構文11-1 極論4(小ぶりにはなっていない)
要望書を待つまでもなく、事務当局では規模や予算調整に動いていましたが、現在示されている縮小案は、ずいぶん小振りになり、景観的にも絵画館から見てそれほど威圧感のないものになりました。
構文11-2
観客席の肩を流線型の形の中に収めた形態は、審査で目にした他のどの案よりも数段控えめなものになったはずです。
虚偽です。
これは新国立競技場の建設コンペをめぐる議論について15 でビラビラを取っただけでなんら大きさが変わったわけではないことを説明済みです。
12.主文 主観
構文12-1 ↓ザハの発言なのか
ザハは、東京という巨大都市のアイコンを造る、と言ったわけですから、あまり控えめになりすぎるのも心配です。わたし自身は、どうせやるのなら、この建物に合わせて東京を都市改造する、くらいの臨み方がよいと思っています。
この文書初めての主語「わたし」です。
13.主文 他事例と比較
構文13-1
大会開催後改修して規模を小さくしたロンドンのオリンピックの会場と比較して、8万人収容の問題も縮小案の俎上に上がっています。ロンドンには、この会場以外に8万人規模の収容人員を持つところが二つもあるわけですから、一概に規模だけを問題にするのは早計です。
14.論点のすり替え6 媒概念曖昧と不周延の虚偽と合成の誤謬です。
14-1
東京という都市は、上海、香港、ソウル、シンガポールなどとコンペティティブな関係にあります。
14-2
新興勢力の前に負け戦が続いています。
14-3A
縮退は麗しい美学かも知れませんが、
14-3B
意欲的な改革無くして、
14-3C
高齢化圧力が増すばかりの東京が都市間競争の負け組になるのは明らかです。
14-1と14-2と14-3に論理的つながりはない。
特に14-3A、B、Cは一文の中ですら論理の一貫性欠く
はい!「かもしれません」の後はいつも論理の飛躍でしたね。
ここが、「ジェットストリームアタック」です。
合成された危惧です。
15.主文 8万人集客条件の是認 主観
個人的な見解ですが、8万人規模の集客が数多く生まれるような都市になるためにはどうしたらよいのか、そのような東京を造っていくのにはどうしたらよいのか、と考える方が前向きの考え方ではないでしょうか。
「よいのか」、「よいのか」ときて、
「考える方が-前向きの-考え方」、循環論証です。
ここからサブミッションが光るシーンが始まります。
16.伝統に訴える論証と新しさに訴える論証をミックス
16-1 歴史的事実
もともと神宮外苑は、体力の向上、心身の鍛練の場、文化芸術の普及の拠点として造営されたものです。
はい、そうです。文書と読者、両者にらみあいの展開です。
16-2 16-1文を繰り返しながら一部(文化芸術)を消去
大隈重信が明治天皇の
歴史的知識の力くらべですが、誤記があったそうですね。
誤記ね、、まあ揚げ足はとりませんが、
内藤さんは確かお墓の専門家で売り出したはずなので、慌てたでしょう。
重要な点は、16-1にあった文化芸術をいったん取り下げてるとこです。
次で充填します。
16-3 16-2文で抜いた部分に付加語(新しい)を充填加工して戻す。
歴史性を問うなら、その発祥は新しい文化を取り入れ育む場所だったことも思い出すべきです。
16-1で流した歴史的記述に勝手に「新しい」をすべりこませました。
かつてのザ・デストロイヤー選手が使うギミック、
歴史的マスクの下に隠した凶器ですね。
16-4
時を経て、絵画館前の並木道など、緑多い都市公園として市民に親しまれてきたのも理解できます。わたしもあの場所がとても好きです。
ピッチャーここは一球外して、感情論「好きです」を入れましたから、
次で勝負球が来ます!
16-5 論点のすり替え7 16-3の効果により「新しい東京」の正当化
その一方で、都心にあるこの場所の活用の仕方こそが、新しい東京を造る上での成否を握っているとも言えます。
はい!「歴史を守る=新しいことをする」にもっていきました。
見事な詭弁です。
ここも、「ジェットストリームアタック」です。
17.論点のすり替え8 媒概念不周延の虚偽
17-1 構文14から一般化
この国では、とかく縮小方向で議論をまとめていく傾向があります。
「この国」と大上段に構えました!何が来るのか?
17-2 17-1同義
無駄遣いをやめる、節約が美徳。
日常語句「無駄遣い」でした。一球外してます。
17-3 ↓前段と無関係な主張。レッテル「」
そちらの方が「分かりやすい正義」になりやすいからです。
日常語句をつかったので「分かりやすくなったはず」と判断したのでしょうね。
レッテル張りました!さあ、勝負球来ます!
18.次19への導入部 論点のすり替え9 媒概念不周延の虚偽
新しい国立競技場は、その姿形からして目立つという点で分かりやすいターゲットの出現ですが、今現在、掲げられている錦の御旗に依拠している限り、建築の文化に資するような議論には発展していかないでしょう。
さあ、上記文はややこしいですよ。
まず頭が
「新しい競技場=目立つ=分かりやすいターゲット」と語りのストローマン立てて
「掲げられている錦の御旗に依拠」ともう一体、依拠したストローマン!
ダブルストローマンです。
ダブルでストローマン立ててますから、思いっ切り、ラリーアット来ます!
文化に資する議論に発展していかないでしょう。
ここで書かれている結論は、
諸氏が節約を美徳と考えるなら ― 文化に資することはない。
AならBのつながりに因果律のないパターン、因果律破たんの虚偽です。
これ本当によくつかっていますが、
さすがにストローマン相手のときでは思いきりがいいですよね。
キレイに詭弁が決まっています。
続いて加害者をねつ造して被害者となる同調論証が始まります。
19.加害者的ストローマン登場 論点のすり替え10
19-1 ストローマンからの攻撃報告
異議を唱える諸氏は、振り上げた拳をどこに下ろすつもりなのでしょう。
諸氏はいつのまにか拳まで振り上げさせられました。
諸氏はテロ、反乱軍、横暴という印象操作です。(バスクの効果も)
19-2 ストローマンからの攻撃を報告
国立競技場の建設を止めさせれば満足なのですか、オリンピック招致を見送れば満足なのですか、どこまで成果が得られれば矛を収めるつもりなのですか。
事実ではありません。
「諸氏は国立競技場の建設を止めよ」などとは言ってってません。
諸氏は矛(ほこ)を、、と弾劾していますが、矛とは武器のことです。
この「蒼天航路」のひとコマで、右の張飛がもっているのが矛です。
諸氏をこのような状況であるといっております。
19-3 ↓ストローマンへの問いかけ
そう問いたい。
問うております。いまだ拳も矛もかかげていない架空の諸氏にむかって。
さあ、ここから試合もクライマックスに向かいます。
20.私怨を示唆、問題点の矮小化 論点のすり替え11
20-1
わたしは、あらゆる論理の手前には感情がある、と思っています。
いきなり暴投です。この後からの配球が非常に興味深いのですが
20-2 ↓おそらくこの文章内で3番目に傲慢な見解です。
コンペの枠組みを作った官僚的な意志決定のシステムについては、震災復興で相手にされなかった憤懣が渦巻いているはずです。
意味がまったくわかりません、主語がありませんから。
憤懣(ふんまん)と難しい漢字が入っていますが、暴発寸前の怒りといった意味でしょう。
20-3 ↓私怨をねつ造、問題の矮小化
さらには、わたしも含めた審査委員に対する嫌悪もあるでしょう。
勝手に嫌われていることにしてしまいました。
諸氏は、(矛を掲げているので)議論でなく好悪で判断している可能性です。
20-4 自己被害者化
市井の建築家なのに、権力の片棒を担いでいい気になっている。そういう気分が働いているはずです。そういう無意識に突き動かされた感情が、諸氏の言葉の裏側に貼り付いています。分かりやすい目に見えるターゲットが現れ、そこに噴出する出口を求めているかのように見えます。
もう、これは何をかいわんや。
傲慢の極致ですねえ、
つまり諸氏が妬みによって行動している可能性を示唆です。
諸氏の言葉をもう一度思い出してみましょう。
要望1 外苑の環境と調和する施設規模と形態
要望2 成熟時代に相応しい計画内容
要望3 説明責任
諸氏の無意識の言葉の裏には(権力の片棒をかついでいる、市井の建築家なのに)いい気になってやがる、、云々
ここのポエムっぷりには、解体する気すらおきません。
21.感情論へ転換 論点のすり替え12
21-1
手前にそうした感情がある限り、批判のための理屈はいくらでも立つでしょう。
21-2 ↓おそらくこの文章内で2番目に傲慢な見解です。正義から「」外す。
神宮の外苑の景観など、いままで一顧だにしてこなかったのに、いきなりそこに正義の根拠を求めるようになる。
感情に訴え、署名を求めるには分かりやすい話です。
ポエムです。
22.本件とは別の問題提起 論点のすり替え13
22-1 ↓配慮を欠いた論旨(福島召喚2)
しかし、三陸や福島はいいのでしょうか。あそこで蠢いているのは、旧弊にとらわれた法律や制度そのものです。
放射能をどのように処理するのかという答えのない問いです。
再度福島召喚、場外乱闘に誘っています。
22-2 ↓おそらくこの文章内で1番目に傲慢な見解です。
分かりやすいことには過剰に反応するのに、分かりにくくより本質的な問題には黙する、というのはおかしい。
もし、市民の立場に立つというのなら、良識を標榜するのなら、署名を集めるのなら、本当に怒る相手を間違えているのではないでしょうか。
「ないでしょうか」がありますから、ここは解体し甲斐のある個所です。
23.前回のオリンピックについて 論点のすり替え14
23-1 ストローマン導入
オリンピックは短期間のイベントなのだから、無駄遣いをしないようにしてやり過ごした方が良い、という意見もあります。
日常語「無駄遣い」をつかってますから、ここからもきっと何か埋まってます。
23-2 ↓「ただでも誤解されやすい」を充填
たしかにオリンピックは短期間のイベントですが、世界中の人が東京という都市を目にする機会であり、ただでも誤解されやすい日本という国の本当の姿を理解してもらうのには絶好の機会です。
23-3
↓首都高速、新幹線などのインフラに「青山通り」を充填
64年のオリンピック時には、首都高速が造られ、青山通りが整備され、新幹線が通りました。要するに、あのイベントを通して、次の半世紀に渡 る発展の下ごしらえをしたのです。
日常語「下ごしらえ」をつかってますから、ここからもきっと何か埋まってます。
24.一般家庭の話で先験的な感情を惹起
論点のすり替え15 媒概念曖昧と不周延の虚偽
自宅に客を招くことになれば、それなりに掃除をし、住まいを整えるのは当然のことです。それがわが国の生活習慣のマナーでもあります。これを機会に、東京を次の半世紀に向けて強くするのです。
25. 長い文章の結論
↓建築家諸氏に「奇異な形態」論はない
新しい国立競技場は奇異な形に見えるかも知れませんが、
↓次のステップとは?
これを呑み込んでこそ、次のステップが見えてくるのではないかと思っています。
結論は「呑みこめ」でしたね。
以上です。
全体のほぼ9割がおそらく詭弁と虚偽です。
目的は、責任感をもって声明を発表した!というエクスキューズを得ながら
何かを伝えようとしているのではなくて、何も伝えないようにしよう、です。
もしくは、なんとか諸氏を止めよう、です。
この読後感の気味の悪さは、坂口安吾の「風博士」とか、
夢野久作「ドグラ・マグラ」の「スチャラカチャカポコ」のとこみたいでした。
とりあえず、8で全体のまとめをして解題を終わりにしたいと思います。