葛西臨海水族園を壊させないためにご協力ください。
東京都は葛西臨海水族園の「更新事業計画」を公表し、パブリックコメント(下段に掲示)の募集を1月25日締め切りで募集しています。
是非
「この新築計画には疑問がある。既存建物の存続を検討し、長寿命化を実現してほしい。」
との意見を送ってください。
パブコメを送られた方は控えを『葛西臨海水族園長寿命化を考える会』WGまでお送りください。
pubcome.kaq@gmail.com
個人情報は公開致しませんが、ご意見は公開させて頂きますのでご了承願います。
【解説】この東京都の「葛西臨海水族園の更新に向けた事業計画」とは、なんと葛西臨海水族園既存本館の水族園機能をなくし、新たに新築する水族館に移すことを前提としたものです。
すなわち既存本館を抜け殻にすることを前提とした驚くべき計画で、いずれは解体の危機をうかがわせるものです。
この公表に先立つ2019年の事業計画委員会では安田幸一委員や、柳澤要委員から既存本館の使い方を検討の上新館の検討をすべきとの意見が再三述べられたにもかかわらず、都はこれを無視し、強引に「葛西臨海水族園の更新に向けた事業計画」を公表、意見募集としたものです。
都がこの既存本館の機能をなくし、抜け殻とする根拠とした設備更新困難、バリアフリー不備とした問題は、2019年12月19日建築学会緊急シンポジウムに於いていずれも解決可能との結論を得たものです。
この結論は既存本館は技術的に十分存続可能なものであり、この事は以下の様に情報開示で明らかとなった事実でもあります。
即ちバリアフリー対策改修設計は既に都の発注で2006年に既存本館設計者である谷口建築設計研究所により実施設計済みでありながら一部を除き未発注であること、又、設備が劣化し改修困難と都が最も問題としている濾過器も都が発注した2017年 劣化診断調査及び保全計画検討書で、「密閉濾過器は腐食などの劣化が確認されない、、」との報告が既にあり、当面改修の必要がない事が隠蔽されていた事が明らかとなりました。
また、設備改修についてこれが困難との都の説明も、改修工事を前提とした設計がなされていた事が12月19日シンポジウムで、既存本館設備設計者により説明がなされています。
以上で明らかな様に既存本館は十分維持可能であり、長寿命化するべき建築である。この事をご認識の上パブコメの提出願います。
✳︎パブコメ募集東京都 HP
http://www.metro.tokyo.jp/…/hodoha…/press/2019/12/26/10.html
HP中の下記事業計画に対する意見募集としてのパブコメ
・葛西臨海水族園の更新に向けた事業計画(素案)
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/content/000046874.pdf
・葛西臨海水族園の更新に向けた事業計画(素案) 概要
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/content/000046897.pdf