こんな記事が出ていますね。
一部抜粋しますと…
小池百合子氏vs橋本聖子氏の謀略戦 マラソン札幌開催の次は 2019.10.29 07:00 週刊ポスト
急転直下で札幌への「移転」がIOCから発表された東京五輪のマラソン開催地。開幕まで300日を切ったタイミングでの発表は、小池百合子・東京都知事をはじめ、多くの人には唐突な印象を与えた。しかし、橋本聖子・五輪担当相にとっては突然ではなかった。開催地変更の内幕を探ると、「1年後」を見据えた“2人の女政治家の闘い”の構図が浮かび上がってきた。
◆「小池には知らせるな」
オリンピックの最終日に行なわれる男子マラソンは「五輪の花」と呼ばれる。その花形競技のマラソンと競歩の開催地変更が国際オリンピック連盟(IOC)から通告されると、「マラソンがない東京五輪なんて、東京の五輪じゃない」(元キャスターの木村太郎氏)という声があがった。
それでもIOCのバッハ会長は「札幌に移すことを決めた」と発言し、開催地変更は既成事実化しつつある。明暗を分けたのは2人の女性政治家だ。
IOCから“事後通告”を受けた小池百合子・都知事は「東京は最後に知らされたんじゃないか。まさに青天の霹靂だ」と地団駄を踏み、東京からマラソンを奪い取った形の“道産子大臣”橋本聖子・五輪担当相は“してやったり”とばかりにこう凱歌を上げた。
「北海道がさらに大きな舞台となっていくのは非常に喜ばしい」
地元の北海道で開催したい聖子と東京開催を譲れない百合子──“重量級”の女性政治家2人のバトルの緒戦は橋本氏の“完勝”に見える。
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「小池にはマラソン札幌開催をギリギリまで知らせるなというのが森会長周辺の暗黙の了解だった」
組織委員会関係者は“小池外し”が最初からの作戦だったと語った。森氏と橋本氏は秘密裏に札幌開催へ国内での根回しに動いた。10月8日に組織委員会は五輪チケットの第2次申し込み受付の延期を決め、翌9日には森氏が首相官邸で安倍首相と会談、10日には森氏と橋本氏が一緒に札幌市長と会談した。
「小池知事はチケット販売延期の理由を『関係者の調整がついていない』と聞かされていたし、森会長の札幌行きも全く知らなかった」(都庁幹部)
小池氏が札幌開催案を組織委員から聞かされたのは、IOCの発表前日の10月15日。森氏に対し、「どうして私に電話を下さらなかったのか」と食ってかかったが、その時にはすでに外堀は埋められていた。
◆「2030年札幌五輪」の思惑
「灼熱の8月に東京でのマラソン開催は選手に死者が出かねない」。それがIOCの開催地変更の理由だ。
だが、変更の経緯には不自然に映る点がある。ドーハの世界陸上の女子マラソンが見直しのきっかけだったのなら、IOCがマラソン開催地の見直しを検討する際、世界陸上を主催する国際陸連の意見を聞くのが自然な流れのはずだ。
しかし、IOCが国際陸連に伝えたのは発表当日だった。「IOCに札幌開催を働きかけたのは日本側」と見るのは組織委員会関係者だ。
といった記事。
最後の方では来年の東京都知事選挙にも言及していました。
確かにですね、橋本大臣は元五輪選手なんですよね。
1984サラエボ、1988カルガリー、1988ソウル、1992アルベールビル、1992バルセロナ、1994リレハンメル、1996アトランタ、7回もオリンピック出てる。
なんで、4年に一度のはずのオリンピックに7回も出られるんだよ?と思われるでしょうが、
橋本選手は、水陸両用、夏季冬季連続、スピードスケートと自転車競技の両方で活躍されていたんです。
つまり、橋本聖子さんは、オリンピックの申し子、日本を代表するアスリート。
SEIKO HASHIMOTOは、世界的に有名な大選手というわけです。
そもそも、聖子さんというお名前も、前回の1964年東京オリンピックの聖火からちなんだともお聞きしています。
一流のスポーツ選手というのは、世界中の方々とも競技を通じて繋がっています。
なので、五輪大臣にはピッタリですね。
私が以前、新国立競技場問題のときに委員として出席した自民党行革推進本部無駄撲滅PT「新国立競技場」ヒアリング でも、
五輪競技場の在り方や五輪開催後の利用方法について心配され、橋本聖子さんは出席されていました。
この時からずっと五輪の成功に尽力なさってきた方のお一人です。
この会議で私もご挨拶させていただいていますが、一流スポーツ選手らしい大変スパっとした雰囲気の先生でしたね。
ここで、歴代の五輪大臣を振り返ってみましょう。
新国立競技場問題の頃は、下村大臣だったんですね。
そういう意味では、私は桜田大臣以外の方にはお目にかかったことがあります。
このまますんなり札幌開催になるんでしょうか…
マラソン以外の会場についてはどうなんでしょうか…
つづく