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豊洲市場開場認可で都が国を騙す。七つの大罪

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東京都の豊洲市場開場認可申請のチェックをしてやろう、の続きです。

 

この1週間、いろんなことがありましたね。

 

ちょうど先週のことですが、いきなり、豊洲市場が地盤沈下しました。

農水省が会場認可をしたばかり、

で、小池都知事がシメシメと(農水省の責任ということにして)安全宣言したりして、

その直後のこと

 

 

私も、この日、移転準備がうまく進められない業者さんの相談で築地市場に居ましたが、

ガンガン電話かかってきました。「沈下じゃー、沈下じゃー」っと

私はすぐには豊洲市場に行けなかったので、知り合いのTV局ディレクターさんに連絡しました。

 

その後、確認しましたが、基礎から地盤面は十数センチ沈んでいました。

 

 

沈むだけじゃなく、コンクリートとアスファルトはなにか肌別れして、ほんの少しではありますが空洞化している印象。

 

翌日に祈念式典を控えたて、何やら暗雲垂れ込める雰囲気です。

 

その日の報道で使われていたフリップが大変興味深い。

 

 

11日おととい 農水大臣が認可

11日おととい 小池知事「安心・安全」をアピール

12日きのう ひびわれの発見

13日明日 記念式典

 

となっています。

 

その翌日、14日はですね、さっそく豊洲市場の解体工事が始まっていましたね。

この動画6万7000回も再生されて話題になりましたが、

 

これ豊洲市場の駐車場ですが、車両の長さが普通車設定だったらしく、これじゃロングも停車できないじゃんか!と車止めから何から重機で壊してました、もう開場から一ヶ月切ってるのに。この駐車場設計したヤツやっぱバカじゃん、でこの手直し工事の費用はバカの責任なのか?という動画です。

https://twitter.com/mori_arch_econo/status/1040595256410923008

 

そして15日のことですが、その認可をした斎藤農水大臣の辞表騒ぎ

 

斎藤農水大臣は石破派ということで、政治に詳しい人によれば、現役大臣が総裁選で反目に回ることは閣内不一致につながるんだとか、ならば辞職もありうるんだとか…

 

何か、豊洲市場の開場を取り巻く状況が次々と変化します。

 

16日は何があったのか、というと

 

築地に出入りする業者さんたちが、ほぼ初めて豊洲市場を見に行ったというミニ習熟訓練。

大渋滞しました。

 

普段の築地に出入りする車両はこの4~5倍ありますが、混乱必至どころかたどり着けないかもしれない、ということが判明しております。

 

そして、これまで東京都の言うことをただ垂れ流してきてた新聞も、とうとう問題を報道しました。

 

その翌日17日のことでした。

築地には潮待茶屋という施設がありまして、そこには茶屋番さんという方々がいます。

茶屋の機能についてはこちらで解説してます。→築地再生計画はじめました⑬

 

猿渡 誠(さわたり まこと)さん

 

築地で長年茶屋番さんを務められてきた猿渡(さわたり)さんという方がいらして、私も何度かお話をお聞きしているのですが、

https://twitter.com/mori_arch_econo/status/1027159076541685760

 

猿渡さんは、築地にある水神社を毎日、一日も休まずお世話をされ清掃し、誰に頼まれたわけでもないのに、自ら進んで管理されてきました。

魚の命をもらうことで我々が活かされているというこを念頭に置いて、大自然への畏敬を込めて、東京の大都会の真ん中の市場の中で、水神さまを斎(い)ついてこられた。

そういう方です。

 

その猿渡さんから、営業権で築地の解体を止めよう、とメッセージが発信されました。

 

これはですね、東京都の手続きミスです。

これまで、一切、築地で働く方々との全体の話し合いの機会をもたず、強引に計画を進めてきたことが、行政行為に多くの落ち度があったことが判明し、築地解体工事がとまるかもしれません。

東京都は、猿渡さんのような生真面目で一本気な人を本当に怒らせている。

そこに連なる多くの生真面目で一本気な優しい日本人達、全員を怒らせている。

 

都がこれまでやってきたことは、そのようなことを意味しています。

 

で、18日ですが、

すごい本が出ました。

 

現場のトラッカーに訊いた 巨大な日本の台所は、無事に機能するのか!?大丈夫か!?

 

 

大丈夫ではありません。

全然ダメダメです。

豊洲市場の問題点はここだ!

 

バースのピッチ狭すぎ
すれ違えないスロープ
ターレ専用道ギリギリ
荷物が下ろせない屋根無し待機所

豊洲市場を実際に見たトラッカーさん
「このスロープの角度じゃ、トレーラーに満載状態じゃきついなぁ」
「こりゃダメだわ。雨が降ったら上れないぞ」

 

これらの真実をきっちり書いて、真のジャーナリズムを見せてくれたその雑誌とは!

 

 

トラック魂と書いて、その名も「トラック魂スピリッツ」さんです。

 

 

じゃーん!トラック専門誌、デコトラマガジンです。
トラック魂(スピリッツ) 2018年 11 月号です。

 

その衝撃が冷めやらぬ19日、

東京都がとうとう訴えられました。

 

 

これまでですね、嘘ばっかりついてきたからです。

 

東京都が農水省に提出した開場認可書類ですが、国を騙しています。

 

認可書類で騙したのではなく、これまでも様々な省庁に対し、手続き、法律、基準、数値、データ、数値、計算、物理、化学、生物、数学、

もう中学高校でいうところの全科目、国語、算数、理科、社会、英語や歴史、経済、倫理、

全科目で虚偽や騙しのオンパレード。

 

もうですね、認可書類のチェックどころじゃない。

 

なので、このシリーズの名前を変えました。

 

「豊洲市場開場認可で都が国を騙す。七つの大罪」

 

都が国を騙しにかかる下剋上。

もしくは、江戸町奉行の分際で老中、大老、将軍様を喰いにかかる。

 

七つの大罪とは何か、国の機関のどことどこを、何省の何庁のどこのセクション、

どこの室長や部長や課長を騙しにかかっているのか、ひも解いていきたいと思います。

 

本日、20日は平穏ですが、今のところ。

オンタイムで床が沈下?とかいう噂も立っていますが、

 

明日、21日は大変なことが起きるでしょう。

 

つづく

 

 


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