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Channel: 建築エコノミスト 森山高至「土建国防論Blog」Powered by Ameba
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12月15日生まれの建築家

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オスカー・ニーマイヤーさんが12月15日生まれであったわけですが、
この12月15日誕生日つながりで、著名な建築家はまだいます。

ドイツ、ベルリンのフランデンブルグ門の設計者
カール・ゴットハルト・ラングハンスです。
Carl Gotthard Langhans(1732-1808)


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プロイセン王国のフリードリヒ・ヴィルヘルム2世の要請で1791年竣工の
新古典様式の建築です。


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新古典様式とは、拙著「マンガ建築考」の中の「海月姫」のコーナーでも解説しましたが、
ギリシャ時代の古典を模範としながら当時の現代的な感性でブラッシュアップした芸術様式です。

また、パリのエッフェル塔で有名な
アレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェルも12月15日生まれです。

Alexandre Gustave Eiffel(1832-1923)


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エッフェル塔は当時の鉄鋼技術の粋を集めて設計建設されたもので、
真に機能主義的な構造建築の嚆矢でもあります。

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エッフェル塔で有名すぎてあまり知られていませんが、ニューヨークにある自由の女神もエッフェルの設計です。


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ギュスト・バルトルディの彫刻が元になっていますので、
建築的にいうと意匠デザインはバトルデイ、構造デザインがエッフェルということになりますかね。


さらに、さらに、あまり知られていませんが、
女性のガーター・ベルト


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これも、エッフェルの発明デザインなんですよ。

女性の靴下をずり下がらないように支えるための「吊り構造システム」という、
きわめて機能的な主旨なのですが、

女性の体を極めてセクシー&エッチに見せるという画期的デザイン。


エッフェル塔を逆さにするとそのまんまガーターベルトに見えなくもない。


構造設計の効果よりも意匠的な効果の方が大きいですよね。


20世紀にはいって、建築の構造美を直視に表現する
「構造表現主義」という建築様式が出てきますが、
エッフェル発明のガーターベルトはその先取りともいえるのではないでしょうか


エッフェルが言ったかどうかは知りませんが、

「この世で一番綺麗な構造だって?そりゃ女性の体のラインにきまっとるよ。」

だと思います。

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