大阪万博、毎日新ネタが投入されて、どんどん状況が変化していますが、これは朗報。 大阪万博パビリオン建設促進へ新保険創設 準備遅れに政府が危機感経済産業省は2日、2025年大阪・関西万博の海外パビリオン建設を支援するため、国内建設業者を対象とした「万博貿易保険」の創設を決めた。発注元の参加国側から工事…www.sankei.comどういう保険かというと、海外取引において相手方がバックレたとき、相手方が支払い不能に陥ったとき、保険でカバーしますよというものです。しかも、政府が100%出資の国策会社NEXI(株)日本貿易保険が引き受けます。貿易保険とはどういうものか?というのもNEXIのホームページに書いてありますね。 プロフィール|プロフィール|NEXI 日本貿易保険www.nexi.go.jp 海外と取引していて、やはり心配なのが、輸出:モノを送ったけど代金が支払われない。もしくは輸入:代金を支払っているのにモノが来ない。という事態です。それをカバーする保険です。あと、これは昔私がカナダから建材を輸入していた時代に本当に起きたことですが、代金を支払い済みで製品が出来上がっているのに、輸送前に相手先が倒産。これは、もうホントにどうしようもありませんが戦争とかそういった事態に、保険で支払われる。大阪万博のパビリオン工事は、参加国が独自で設計デザインをし建設もすること、となっていますが、設計はまだ本国で進めることもできますが、建設工事は日本側でやらざるを得ません。そうすると、受注する日本側の建設会社からすると工事をしたのに代金を支払ってもらえないかも、途中で相手国が倒産(クーデターとかで政変があるとか)、戦争で相手国がなくなるとか、そういった場合の心配がありますよね。それをカバーしようという趣旨ですね。世界中の国々をお招きするわけですが、高額な建設費用が支払われないというリスクを心配する必要があります。これは、あらゆる製品製造企業は経験していることですよね。それは、私がかつて建材輸入をしたり海外案件の設計したりする場合もそうでした。支払ったらちゃんと送ってくるか?送ったらちゃんと支払ってくるか?国によって、そこらへんの信用や遵法性が正直違います。バックレたり、いいかげんな製品を送ってくる者らがいます。それが保険実績になってくるというわけです。下記表は使用実績ですので、信用できない具合と考えてもいいですが、貿易量の差でもあります。いっぱい取引しているというものの、ちょっと保険掛けておかなきゃ危ないリストと、私はみます。日本はやはり中国や東南アジアとの取引が多い。 というわけで、日本政府としては、海外からの受注工事の保険も準備したから、安全・安心、さっさと着工してね?という意味でしょうが、お金さえ払えばちゃっちゃと工事が始められるわけではないんですよ。それは設計と手続きがまだまだあるから、そして、基礎工事の問題です。 基礎工事の問題とは地盤の問題です。例の書類を見てみましょう。 資料の1によりますと、こんな感じで埋め立てしてあるそうです。万博のメイン敷地は上図のA,B,Cのエリアですよね。で、その埋め立てた地層に関して、さらっと、沈下する、しない、と書いてあります。 この表を見ますと、一番上の盛り土だけが、沈下「しない」あとは、中間の砂層以外はすべて、沈下「する」です。つまり、全体では、沈下「する」です。沈下「する」です。沈下「する」です。沈下「する」です。沈下するかあ、まあ、するわな。沈下はするのですが、どう対策するかなんですよ~では、沈下するにしても、どれくらいなのか?どのくらいフカフカ、やわやわ、ズブズブなのか?それは、地盤調査データ、穴をあけて地層の組成や固さを調べるボーリングデータをみないとわかり続きをみる
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