本日ですね、驚愕の情報がもたらされました。 それは、晴海の客船ターミナルが解体されそう…との情報です。まさか!と思いました。この建築も平成を代表する名建築なんです。 海に向かってガラスのキューブが特徴的な、東京湾のランドマークのひとつです。 建築家、竹山実さんの設計です。 あろうことか、これを東京五輪後に消滅させようと企んでいるらしいんです。 こんなポスターを東京都は発表しやがりました。 ななんなななんななななな、なんだと!なんで消してんだ!東京都都市整備局! た、た、た、竹山先生の名作に、なんとする~!!ですよ。 竹山実?一般の方はあまり知らないでしょう。建築関係者でも竹山実さんの存在を、凄さを知らない、もしくは忘れてしまっている、という方もいるかもしれない…。 それは、竹山さんが、あるときから、華々しくメディアに登場することを控えていたからかもしれないし、むしろ大学で後進の指導に力を入れられていたからかもしれないし、あまりにそのキャリアの前半が時代と合致し過ぎていたのと、竹山さんのアヴァンギャルド性に時代がだんだん追いついたともいえる。黒川紀章さんと同世代の建築家です。 私が大学生の頃で、すでに、昔、超凄かった建築家、というイメージなっていました。特に、建築論集に『碧いニルバーナ』という著書があるのですが、 もう、このタイトルがいいでしょう?ニルバーナ、涅槃、こんなタイトル付けてる建築書、当時ないですからね。普通ならば、形態の詩学、とか、空間その源へ、とか、建築的空間学的試論、とか、そういう固い感じで続きをみる
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