熊本城の被災と復元可能性から脚光を浴びている、石垣積みの技能集団穴太衆。
かつて、日本全国にこの穴太衆のネットワークがあったわけですが、戦後のある時期から、擁壁工事はコンクリートに置き換えられていきました。
結果として石垣工事はロストテクノロジーと化そうとしているわけですが、築城に限らず、石垣工事がいかに大切なのか。
その理由について述べておきたいと思います。
まずは、雑誌「建築知識」2010年4月号に掲載した私の原稿をご紹介しておきます。
石垣工事の是非は、文化財の保護にとどまらない大きな問題なのです。
つづく