先週の『非常識な建築業界「どや建築」という病』の発刊以降、手書きのポップを持って、著者突撃街の書店さん販促大作戦を敢行。
書店さん廻りをしている中で、大変な問題がいくつか耳に入ってきました。
まずひとつは、書籍の取次業者の太洋社の廃業問題でした。
高田馬場駅前の書店さんといえば、芳林堂書店さん
取次問題で新刊本がまったく入ってこなかったそうです。
なかった、と過去形になってしまったのは
本日のことですが、こんなニュースが!
都内駅周辺や埼玉、神奈川などに店舗を展開、「芳林堂書店」が破産
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160226-00010000-teikokudb-ind
ショックでした、、、レコードと楽器ののムトウがなくなったときもそうでしたが、、学生時代から芳林堂書店さんでは、もういろんな本を買わせていただいていた。
手書きポップを置きにいったときに新書のご担当者さんから「新刊の入ってくるアテがないんで、無駄になってしまうかもしれませんよ」と言われたのが最後の訪店になりました。
それと!「どや建築」を買ってくださった方から、ご報告いただいたのが、
築地が大変なことになってる!築地が?
もとい、築地の移転先の魚市場が、まったくダメなんです!
という情報でした。
すると次のような記事がありました。
豊洲新市場に“”衝撃欠陥” 積み荷の重さで床が抜ける恐れ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/175878/2
はあ?
床荷重を間違ったのか?
と記事をさっそく読んでみました。
開場予定は今年11月7日。豊洲新市場は、築地からの移転費が5884億円にも上る見込みだ。市民と築地の仲卸業者からなる「守ろう!築地市場パレード実行委員会」が22日、移転に関わる33項目の問題点を明記した公開質問状を舛添都知事に提出。その後の会見で、新市場の“衝撃欠陥”が明らかになった。
「豊洲新市場が今のまま開場すれば、床が抜けてしまうかもしれない」と指摘したのは、東京中央市場労組執行委員長の中澤誠氏(51)だ。新市場で仲卸業者が入る「6街区」の、床積載荷重の限度は1平方メートル当たり700キロ。築地市場を頻繁に行き交う荷物運搬用の小型車「ターレー」1台の重量は、運転者と積載貨物を含めると約2トンにも及ぶ。
「ターレーだけでなく、魚を入れた発泡スチロール容器などを何段も積めば、700キロは優に超えてしまいます。豊洲市場は『50年先を見据えた首都圏の基幹市場』と銘打っていますが、長年使っているうちに床が剥離・ヒビ割れしてしまうでしょう。築地では仲卸業者は1階に位置しており、“地べた”の上で作業しているので補修可能ですが、豊洲は2階以上の“高床”。最悪、床が抜けてしまう可能性も考えられます」(中澤氏)
実行委の賛同人で1級建築士の水谷和子氏(63)は、「ベンゼン汚染について、全700区画のうち305区画が未検査のまま」と指摘。さらに、「店舗の作業スペースが狭すぎる」と憤ったのは、築地で64年間にわたりマグロ仲卸業を営む野末誠氏(78)だ。
「一般的な魚屋には、最低約3メートル幅の間口が必要だと思うのですが、私たちに割り当てられたのはたった1メートル40です。これでは、冷蔵庫やシンクを置くとマグロを置くスペースがない。誰がどういう基準で決めたのか全く分かりません」
残り8カ月余りで、“欠陥”を直せるとは思えない。舛添都知事はどう返答するのだろうか。
というものなんですが、、、、
床荷重の見込みを間違っていたのか?本当に?という疑問もありますが、
一番、驚いたのは、ここです。
「一般的な魚屋には、最低約3メートル幅の間口が必要だと思うのですが、私たちに割り当てられたのはたった1メートル40です。これでは、冷蔵庫やシンクを置くとマグロを置くスペースがない。誰がどういう基準で決めたのか全く分かりません」
えっ?また利用者不在の計画案?
いったいどこがやったんだろう?よくある計画コンサルタントの仕込みで、市場みたいな大規模設計の実績のない設計事務所とか、湾岸整備系のマリコン下請け設計事務所とか、魚市場側から見たら非常識な、建築業側の常識で進めたんじゃないのか?
と資料を探してたら、ありました。
なんと!新国立競技場計画に続いて、
またもや!日本一のはず?のとこでした。 orz....
しかも、JVじゃない、全部単独受注。
これ、事情が本当に設計事務所側にあるのか、もしくは計画を依頼した側にあるのか、今度こそ建築業界はきっちり説明しとかないと大変なことになりますよ。
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豊洲の新市場が大変らしい
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