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真国立競技場へ6

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また、出ましたね。

新国立「ウソいけない」サッカー協会、屋根付き8万人要求
スポーツ報知 5月21日(木)7時4分

日本サッカー協会は20日、計画の大幅な見直しが検討されている新国立競技場について、JFAハウス(文京区)で建設・運営を担当する日本スポーツ振興セ ンター(JSC)の担当者から事情を聞いた。JSC側は「まだ何も決まっていない」と説明したが、協会側は「現行案からの大幅な修正は国際的な信用を失 う」と主張。現行案通り、開閉式屋根の設置と仮設席を設けない8万人収容の競技場とするよう求めた。

 かつて新国立の「将来構想有識者会議委員」を務めた日本サッカー協会の小倉純二名誉会長(76)はFIFA(国際サッカー連盟)、IOC(国際オリン ピック委員会)に対し、新国立の画像などを提出していると説明。<「そういうふうにやってくれないと困る。ウソをつくのはいけない」と批判した。

 現行案では10月に着工、19年3月に完成するとしているが、文科省とJSCは開閉式屋根の設置を五輪後に先送りして、一部を仮設席とする方針。文科省 では、今月中に修正案を示すとしている。政府内ではコストを大幅に削減し、機能性を重視した「新計画案」への検討が始まっている。


せっかくみんなが、問題に気付いてどうにかしようとしている矢先に。
無知蒙昧な意見が

う~ん、、、有識者会議の中の人物がこれじゃねえ。


「エイリアン」という映画があります。
過去記事で少し触れたこともあるのですが、もう40年近くも前の映画ですが、SF映画のスタイルを塗り替えた金字塔のような作品です。
ブレードランナーのビル 近未来SFにはなぜ様式美が必要か

この映画、何か画期的だったかというと
敵がいないんです、いえ、正確にはいるのですが、いわゆる悪意をもって地球を侵略とかイジワルするとか、そういうのではないんです。

科学者が調査に向かった惑星で、人類とはまったく異なった謎の生命体と出会ってしまうんですね。

その生き物が、単純に生き残ろうとしているだけなんです。
狭い狭い宇宙船の中で。

宇宙の話なのに密室、その密室の中でエイリアンが生き抜こうとしているだけ、大げさなビーム砲とかエイリアン軍とかそういうのは無し。

偶然宇宙船内に紛れ込んだ生物が
ただ、生きる生きる生きる、死にたくない死にたくない、という行動をとっているだけなのに、それが実に恐ろしい。


暗い宇宙船のダクトや床下、天井裏に潜みます。
鉄みたいに固い、体液は強酸性、さわると人類の体が溶けます。
調査隊は皆死にます。

リプリーという女性科学者を残して


リプリーにとってはエイリアンに宇宙船から出て行ってほしいだけなんですが。

エイリアンには目的がないから、交渉の余地がない。

まあ、一度見てみてください。

この映画の凄いのはですね。
エイリアンを倒すんです。リプリーが。

やった、やっと倒した!とホッとするんですが、、
エイリアン死なないんです。
それでも倒す、ギリギリで
やっと倒した!とホッとするんですが、、
エイリアン死なない
どうにか、エイリアンを船外に追い出す、ヤッタ!
とホッとするんですが、、
エイリアン死なない

という最後の30分間が凄い、手に汗握る。

今ですね、新国立競技場はそういった事態になっていますね。
屋根がない、間に合わない、金額が足りない、大変だ!
これまでの責任者、関係者、推進者は無能だ!出てこい!
と世間が大騒ぎになりました。

だから、これまで関わってきた人達が逃げ惑うどころか、
最後の悪あがき、「これまでどおりにやるべきだ!」と言い出しているんです。

その心は
今の地位を死守、左遷されたくない、飛ばされたくない、生き残りたい、生きたい生きたい生きたい。
生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい。

こうなるとですね、非常にやっかいですよ。

で、問題の「屋根がなくなる」について、そこまでのことを言っているのか情報が混乱しています。
果たして屋根を取ったら間に合うのか、予算が合うのか

その辺を解説してみます。

まず、こういった混乱した事態においては、基本に戻る。
「屋根とは何か」です。
そして、スタジアムとか難しそうなところから入るのではなく、身近なものから入る。
「普通の家」で考えてみましょう。

屋根っていうのはこういうものですね。
基礎があって床があって柱があって壁があって屋根がある。

これを取ると、ずぶ濡れですね。
でも、スタジアムは屋根のないものも多いです。
ヤクルトの神宮球場、広島カープのホームもそうです。


ここまではわかった。

では、見直しが決まった新国立競技場の妄想計画はどうなっていたか?

こうなっています。


基礎があって? あるのか?
壁があって? あるのか?
柱があって? あるのか?

屋根はある。

そういう計画ですね。

基礎から壁になり屋根になる。
むしろ全部が屋根。


あんまり見たことないかもしれませんが、、、
登山道とかにある避難小屋
農作業小屋とか


ほぼこれらと同じ構造システムです。
ただ、大きさが、、
100倍?

この基礎から壁になって屋根になるアーチ構造の全てが屋根
屋根を取る=すべてご破算にするしかない計画なんです。

だから!これまでの妄想推進派である無識者どもは、屋根を取る=自分らが追い出されてしまう、と必死の抵抗を開始しているわけです。

で、この屋根が成り立っていない!ということは再三再四説明しましたよね。

新国立競技場の基本設計が終わらない理由3

けんじろう先生の建築教室のみんなはよく知ってるよね。
輪ゴムとティッシュの箱を準備してくださいね。

でも、もう一回いきますよ。




ティッシュの箱蓋だけだと、こうなってしまうから
輪ゴムが必要だよね


はい、おさらいするよ~!


質問:アーチにかかる力は何だったかな?

ちびっこ達
「スラスト!」
「股裂き!」
「開き力!」

はい。みんな正解

質問:どうすればスラストは止まる

ちびっこ達
「タイバー!」
「スラストブロック!」
「輪ゴム!」
「杭!」

質問:それは出来るの?

ちびっこ達
「地下鉄に当たる!」
「地下が深くなる!」
「地下に人の乗れない地下鉄ができる!」

質問:このアーチのことを先生はなんて呼んでましたか?

ちびっこ達
「寄生虫」
「寄生虫」
「ネジレバネ!」

はい。
皆、よくできました!



屋根が寄生虫、そこにこだわるやつも寄生虫なんだよ!



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