続きまして、国立競技場の要素、性格、意味を推し進めた作品群をご紹介します。
現国立競技場は「大和撫子である!」に賛同いただいたのでしょうか
和服を前提にしたものがこちらです。
箆蔵@Archt+(へらぞう@あちと)さんの作品。
和服です、でもってかんざしが現国立競技場の照明灯であると、着物の柄がフィールド&観客席のオレンジ、そして帯も観客席の青色というカラーリングの意識が見てとれますね。
蹴鞠としてのサッカーボールも心にくい演出です。
その前の習作では唐笠が登場していました。
髪も長くて、この国立競技場ちゃんは、情報開示も説明も不足している今の計画にちょっと怒っているようです。
同様にファッションのカラーを意識したJJ製作所さんの国立競技場ちゃんです。
こちらは、ちょっとボーイッシュなイメージ。
タイツとアームカバーが青です。
シューズと手袋がオレンジ、国立競技場カラーですね。
彼女のスカートに注目。RC構造のスケルトンをモチーフにしています。
聖火台や電光掲示板はヘアバンドでさらりと流してあり、
この国立競技場ちゃんは「ちょっと競技場に寄って行こうよ!」と
重たくならないようにフランクに気い遣ってくれてるようでして、
軽く誘ってくれているので付き合いやすそうですね。
次も箆蔵さんの作品です。
フィールドにへたり込んでいるようですが、彼女は何やら訴えかけているようですよ。
「ちょっと、ちょっと、いきなり壊すなんて聞いてないんだけど、、、」
鋳物の聖火台から炎のごとき袖のデザイン、五輪のネックレスも小物として効いています。
そして!ペタン座りではなく正座でこの国立競技場ちゃんはお行儀がいいです。
そして!国立競技場だけじゃない、明治神宮外苑全体の聖なる妖精。
を描いていただいたのが、zhiさんのこの提案です。
銀杏のモチーフが登場しました。
同時に彼女は何か未知のパワーを右の手のひらに集めていますね。
コスチュームが青~群青ということで、風の谷のナウシカを彷彿とさせますが、、
「そのもの、、青き衣をまといて、金色の野に降り立つなり、、、」
は外苑の銀杏並木に降り立つ「国立競技場ちゃん」のことだったのかもしれませんね。