建築知識ビルダーズ巻末の連載ですが、ついに天下人、豊臣秀吉公です。
秀吉公は意外と格言とか説教じみたことをあまり残していないんです。
いろんな逸話は多いんですけどね。
格言や法度や名言を数多く残している武田信玄と比較してみると面白いです。
厳格なルールや自分の意思を数多くの書面で伝え残している信玄、
そうすると、やはり秀吉はそのキャラというか、
行動や人の機微をとらえた冗談なんかを駆使していたんでしょうかね。
秀吉の言葉としては、
戦は六、七分の勝ちを十分とする。
「最後まで人を追い詰めるべきではない。」
というものがありますが、まあこれは孫子の兵法でも出てくる話でもあり、
戦国武将の名言としては一般的です。
それよりも、私が秀吉らしいなあ、、と思うのは次の
何事もつくづくと思い出すべきではない
「済んだことをいつまでも細かく思い出してもいいことはない」
ですね。
「つくづくと思い出すこと」っていうのは大体において
あのときああすればよかったとか
あいつがああだったからとか
お前がああ言ったからだとか
良いことなどほとんどないですもんね。
人生において「既に終わってしまった悪いこと」を思い出すなど、
百害あって一利無しですから
何事もつくづくと思い出すべきではない
です。
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武将に学ぶ工務店経営11豊臣秀吉公です
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