かねてから、ビッグコミック オリジナル
で告知されていた。
あの黒沢の新連載。
最強伝説黒沢が帰ってきた。
7年前、突然の打ち切り。
黒沢の死、をもって終わっていたはずなのに。
実は、黒沢は、生きていた。
という、まさかの新連載。
読むものを、選ぶという稀有なマンガ。
メンタルが弱い人には決してオススメできない。
もしくは、メンタルが弱いがゆえの黒沢との出会い。
イタリアネオレアリズモのモノクロ映画。
とりあえず、知的好奇心とか、話題につられてとか、
映画評論家のコメントに釣られ、、ファッション的な軽い気持ちで、
見てしまった後の圧倒的な後悔。
アート系ミニシネマとかでヴィットリオ・デ・シーカ監督の「自転車泥棒」を
見てしまったときのような、、激落ち。
それと同等の読まなきゃよかったというほどの、
脳とハートへの破壊力を秘めているマンガ。
作者であるはずの当の福本先生が書きながら泣いてしまったという
「最強伝説黒沢」が、帰ってきました。
アベノミクスとかTPPとか、
グローバルブラック企業として社員全員年収100万円宣言のユニクロとか、
合併後数年でSANYO元社員の9割削減とか言い出すパナソニックとか、
そんな非情の時代に
黒沢はわれわれに救済をもたらすのか