鉄骨造の原作で追われているにもかかわらず、
もう一本進めているのが在来木造を学ぶシリーズです。
いろいろ本屋さんにはこの手の本はあふれかえっているんですね。
プロ向けの構造とか法令中心のもの、
素人向けの欠陥とか断熱でビビらす系、
マニア向けの仕口とか数寄屋紹介、
書籍も雑誌も大体そんな感じに大別できるのではないでしょうか、、
で、結局木造というのはいったいなんなのか、、
在来木造と伝統木造、はたまた現在のシステム化された建売住宅の生産現場
設計事務所こだわりの真壁、数寄屋大工や斑鳩工舎のような寺社仏閣
これらはいっしょこたに木造とされていますが、、、全然違うものです。
たとえばお寿司に似ているかも、、
コンビニのお寿司と回転寿司と板前の握りとが同じ寿司でもまったく違う、
その違いと値段の差にみなさん納得しているんじゃないかと思います。
そのコストバランスの中に、
たとえばampmの解凍寿司があったり、回転の無添加くら寿司があったり、
立ち食いの魚がし日本一があったりしてシノギを削っています。
で、通常の在来木造住宅というのは、工場生産されたプレカット木構造材を
現地で組み立てる生産システムになっています。
これはタマホームでも一級建築士によるデザイン住宅でもいっしょですね。
お寿司でいえば、タマホームは回転寿司の大手FC、
一級建築士によるローコスト注文住宅は「魚がし日本一」で、
ゲソの握りのマヨネーズを、最後にバーナーで焼いてもらっているような感じでしょうか
というわけで、在来木造住宅とはどういったものであるのか、、を調査するために
「超時空建築ポリス 審査官アカネ」が未来からやって来ます。
超時空建築ポリス 審査官アカネ
未来の地球からやってきた建築審査機構の女性審議官。
未来の日本は温暖化や環境汚染のため木材が希少種になり、
伐採や流通が禁止された世界となっていた。
そのため既存木造建築の保存や有効活用が吃緊の課題であった。
そこで、過去の日本に審議官白鳥茜を派遣し、
木造構造の仕組みを調査させることになった。
それが超時空建築ポリスである。
主人公
白鳥茜 巨乳、ドジっ子
兵藤審議官 未来から茜に指示を出す。
コルビー 犬型多用途コンピューター、茜の相棒
コンクリート伯爵二世 未来世界をすべてコンクリートジャングルに変えようとするマッドアーキテクト、打ち放し団を率いて茜の調査を妨害する。
宇宙船の内部のような空間、正面のスクリーンには世界史出来事が次々と映し出されている。
オールバックで威厳のある中年男(ジオン公国のギレン総帥、ネルフの碇でもいい、みたいな)兵藤審議官が説明を始める。
手前の会議机にひとり座らされているのが白鳥茜。
兵藤「この時代、地球環境の悪化が進み、木材の生産は非常に難しくなっている。」
「そのため、我が国においても木造建築というものがほとんど行われていない。むしろ稀少な文化資源となって博物館に展示されているような具合だ。」
「しかもだ。そういった保存木造建築の補修にも素材技術ともに事欠く有様になっているのは周知のことと思う。」
「コードナンバーX006号、白鳥調査員だったな。」
神妙な顔の茜、「はい。」
兵藤「君には過去の日本に行き、木造建築の技術や仕組みを調べてもらいたい。」
茜「兵藤審議官、お言葉ですが、、私は有用食品開発が専門です。建築については専門外なのですが、、、」
兵藤「うむ、それは分かっている。過去の時空にジャンプするためには、その時代の人物との遺伝子レベルでのシンクロが必要なのは知っているね。」
茜「はい。」
兵藤「我々の調査によれば、君の先祖が木造建築をおこなっていたことが分かっているのだよ。」
茜「私のご先祖様が大工さんなんですか、、」
兵藤「そうだ、君から数えて7世代前だが、現在のアース管轄エリア88、かつて日本の東京と呼ばれた地域で、檜工務店という組織を運営しているはずだ。」
茜「コームテーン?それは何をする組織ですか、、」
兵藤「歴史書によれば、明治時代に竹中工務店という組織がその最初であり、民間の木造建築を請け負っていると書かれている。」
茜「つまりは、建築をする組織ということですね。」
兵藤「そうだ。そこに潜入調査が今回の君の使命だ。」
茜「わかりました。」
兵藤「なお、君も時空ポリスに入隊したときからわかっていると思うが、未来に改変をおこなう行為は第一級禁則事項として固く禁じられているから気をつけるように。」
茜「承知しております。」
兵藤「また、以前よりこの時空エリアで未来改変を試みている悪の集団が存在していることが分かっている。」
茜「それは、、誰なんですか。」
兵藤「未来を無機質に変えることを目指すコンクリート伯爵二世だ。十分注意してくれたまえ。」
茜「わかりました。審議官!ただ私はこの時代のことも木造建築のことも、何も予備知識がないのですが、、」
兵藤「むろん、心配はいらない。時空ジャンプのスリープ状態のときに、当時のニュース出来事に関するデータを脳波インストールする。さらには君の活動をサポートするためのデバイスを付ける。」
兵藤「コルビー!おいで。」
ワンワン、
茜「カワイイ!審議官、これって絶滅した生物の一種、たしか犬ですよね。」
兵藤「当時、人々はこのような小型犬と共生をはかっていたというデータがある。
犬型ロボットRXJ9通称「コルビー」だ。あらゆる木造に関するデータが蓄積してある。さらには、コンクリート伯爵たちと遭遇した場合にも力になってくれるだろう。」
「では、検討を祈る」
…・
というわけで、キャラデザインのラフができあがってきました。犬型ロボットのデザインをどうするか、、でいろいろと悩んでおります。
犬型ロボの元祖といえば、
バビル二世のロデムとか、キャシャーンのフレンダーなんかが有名だと思いますが、あっロデムは黒豹でしたね。
キャシャーンのフレンダーはこれで、
犬型からジェットとかに可変するところが凄かったですよね。
今回この犬型汎用ロボ通称「コルビー」をどういうデザインキャラにするか、
が鍵かな、、と思っております。
私個人的には最近の犬キャラではみずしな孝之先生による、
コマツさんとこの、「ムーコ」がお気にいりなんですけどね。
イブニング連載中の「匠三代」より面白いものにしたいと頑張っておりますが、、
いかがなりますことやら、、