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新国立競技場問題・潮目が変わるということもある2

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つづいて
7月8日以降


菅氏、新国立競技場デザインは「変更すれば国際的信用失墜」2015.7.8 12:54
http://www.sanspo.com/sports/news/20150708/oly15070812540002-n1.html
菅義偉官房長官は8日の記者会見で、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場(東京都新宿区)のデザインを維持すべきだとの考えを示した。「安易な変更はわが国の国際的信用を失墜しかねない」と述べた。
遠藤利明五輪相は衆院文部科学委員会で新国立競技場の総工費負担問題について「東京都と国の調整に全力で取り組む」と述べた。

新国立 石原元知事「費用の話は一切していない」
2015年7月9日http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015070902000140.html

-新国立競技場のデザインをどう思うか。 最初に見た時、「これは金がかかるぞ」と言ったのを覚えている。屋根はいらないんじゃないか。私が選んだようにも言われるが、まったく違う。あれは天才建築家の安藤忠雄さんが決めた。 -石原氏も都知事時代は有識者会議に入っていた。 その時にデザイナーの話は出ていない。一六年五輪招致では中央区晴海に主会場として普通の競技場を造るつもりだったが、(知事退任後の)二〇年五輪招致で奇天烈(きてれつ)な建物になった。 -一六年五輪招致の時、主会場についてどんな話があったのか。 財政を再建した都には当時から四千億円の基金があった。そこで国が「(主会場の)国立競技場を造ってくれ」と頼んできた。「なぜ都が国立競技場を造る?」と苦笑いしたが、基金があったので「分かった」と、建設費(約九百億円)は都の全額負担にした。 -森喜朗氏は講演で「石原都知事の時代に都と国で一六年招致の主会場の建設費を折半しようという話があった」と説明した。 (森氏と)費用の話は一切していない。森氏は当時、日本体協の会長で主会場の建設に権限はない。

新国立整備費負担、担当者間で協議…国と都合意 
 
2015年07月08日 18時56分http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150708-OYT1T50170.html?from=ytop_main12020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場を巡り、国が東京都に整備費の負担を求めている問題で、舛添要一都知事は8日、遠藤五輪相と都庁で会談し、担当者間で協議を始めることについて合意した。都の負担額や支出する根拠は今後、五輪相が設置する作業チームに都の担当者が加わって検討する。
 遠藤五輪相は会談の冒頭、「19年春までに完成させたい。改めて協力のお願いに来た」と説明。これまで国は500億円超の負担を求めてきたが、五輪相は「今日はいくらとは申し上げない。事務的に詰めて結論を出したい」と提案した。
 5月に下村文部科学相から費用負担を要請された舛添知事は、「税金を使えと言う以上、きちんとした根拠が必要」「国から説明がなければ検討できない」などとこれまで強硬姿勢を見せていたが、この日の会談では軟化。「できるだけ協力する。どういう理由で都民が納得するかは、全く手が付いていない。我々も人を出すので事務的に詰める作業を始めてよいと思う」と述べ、提案を受け入れた。
 ただ、負担額については「300億円になるのか800億円になるのか分からないが、都の頭越しに決められると信頼関係を傷つける」とけん制した。

新国立競技場 コスト確認せず決定か
7月10日 15時14分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150710/k10010146211000.html改築費が2520億円に膨らんだ国立競技場について、デザインを決める最初の審査の過程で、技術的に建設が可能かどうかチェックされたものの、設定したコストに収まるのかどうかの確認は、事実上行われずに決まった可能性が高いことが関係者への取材で分かりました。
最後は、オリンピック招致のためのインパクトを優先して今回のデザインが選ばれたと見られています。1300億円と設定されたコストの確認が事実上されないまま、デザインが決まった可能性が高く、その後金額が二転三転した要因になったとみられます。

新国立競技場、デザイン選考過程を検証 文科相 
2015/7/10 11:02http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG10H4H_Q5A710C1EAF000/下村博文文部科学相は10日の記者会見で、新国立競技場のデザイン選考について「(当初の総工費の)1300億円がどの程度、デザインをする人たちに伝わっていたのか。値段とデザインを別々にしていたとしたら、ずさんだと思う」と述べ、検証する考えを表明した。
 またデザインの採用を決めた審査委員会で委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏について「デザインを選ぶ責任者だった。堂々と自信を持って、なぜ(イラク出身の建築家)ザハ・ハディド氏の案を選んだのか発言してもらいたい」と話した

自民「新国立競技場」でも異論封じ 「揚げ足取ると…」
2015年7月9日19時32分http://www.asahi.com/articles/ASH795QZQH79UTFK00Z.html
新国立競技場の総工費が2520億円に膨らんだ問題について、自民党細田派の9日の会合で、批判的な発言の自粛を求める場面があった。同派は安倍晋三首相や森喜朗・東京五輪・パラリンピック組織委会長、下村博文文部科学相の出身派閥。身内からの異論で野党の追及が強まるのを封じる狙いがある。
 出席議員らによると、9日昼に党本部であった定例会合で、首相側近の萩生田光一・党総裁特別補佐が「もう少し安くできなかったのかという思いはある」と述べたうえで、首相が国際オリンピック委員会総会で「このスタジアムでお待ちしています」と発言したことを挙げ、「金のことだけで設計を変更するわけにはいかない」と話した。また、「すでに決定したこと。今から党内で揚げ足を取ると、野党にとって『しめた』という話になる。その辺を含めて支えていただきたい」と訴えた。


新国立競技場見直し「思い持ったことも」…首相
2015年07月11日 08時18分http://www.yomiuri.co.jp/national/20150711-OYT1T50013.html
2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の総工費が当初予算の2倍近くの2520億円に膨らんだことを受け、下村文部科学相は10日の閣議後記者会見で、コンペで決まったザハ・ハディド氏のデザインの選考過程について検証する必要があるとの考えを示した。このデザインは12年11月、建築家の安藤忠雄氏を委員長とする審査委員会が採用。だが、予算の1300億円で実現できるかどうか、建築の専門家らの間で疑問視する声が上がった。
 下村文科相は「ザハ・ハディド氏も金額についてどの程度認識していたのか。(選考で)値段とデザインを別々に考えていたならばずさんだ」と述べた。総工費が正式に示された7日の有識者会議を欠席した安藤氏については、「選んだ理由を堂々と発言してほしい」と指摘した。
 安倍首相は10日の衆院平和安全法制特別委員会で、「(見直しを)多くの国民も思っているのではないか。私もそういう思いを持ったこともある」と述べ、複雑な心境を吐露。だが、工期などを理由に、「新デザインを決め、基本設計を作ることは、20年に間に合わない可能性が高いと報告を受けている」と説明し、見直しは困難との考えを示した。

首相 新国立競技場のデザイン変更は困難
7月10日 16時25分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150710/k10010146301000.html
安倍総理大臣は衆議院の特別委員会で、国立競技場の改築費が大幅に膨らんだことに関連し、基本設計をし直すことになれば、東京オリンピック・パラリンピックなどに間に合わない可能性が高いとして、デザインの変更は困難だという認識を示しました。この中で、安倍総理大臣は国立競技場の改築を巡って、1625億円とされていた費用が、その後、2520億円と大幅に膨らんだことに関連し、「民主党政権時代にイラク人の女性建築家のデザイン案が決まり、これでオリンピックを招致すると決まった。その後、検討を重ねていくなかで、確かに費用がかさみ、変えることが可能か、検討しているところだが、工期として可能かということも当然ある。私も率直に、『どうなんだ』ということも、繰り返し、事務方にも投げかけてきた」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「これから国際コンペをやり、新しいデザインを決めて基本設計を作っていくのでは時間的に間に合わない。2019年のラグビーワールドカップには間に合わないし、2020年の東京オリンピック・パラリンピックも間に合わない可能性が高い」と述べ、デザインの変更は困難だという認識を示しました。


<新国立競技場>文科相「ずさんだったことになる」
毎日新聞 7月10日(金)21時38分配信http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150710-00000102-mai-pol
 下村博文・文部科学相は10日、閣議後の記者会見で、新国立競技場の計画について「(当初予定した総工費の)1300億円がデザインする人に伝わっていたか。値段は値段、デザインはデザインということならば、ずさんだったことになる」と述べ、2012年の国際公募や選考の過程を検証する考えを示した。ほかの閣僚からも「デザインが決まったのは民主党政権時代」と、総工費膨張の原因を民主党に責任転嫁するような発言が相次いだ。
【迷走する新国立競技場】「聖地」が泣いている
 実施計画で了承された建築家ザハ・ハディド氏の案は開閉式屋根を支える2本の巨大な弓状の構造物(キールアーチ)が特徴で、総工費をつり上げた。下村氏はハディド氏がデザインする際、当初予定していた総工費を「どの程度認識していたのか」と疑問を呈した。
 安倍晋三首相は10日の衆院平和安全法制特別委員会で「民主党政権時にザハ案でいくと決まったが、その後、検討を重ねる中で費用がかさんだ」と答弁。麻生太郎副総理兼財務相は会見で「建設費用が決まった経緯がよく分からない。(12年当時の)野田内閣に聞いてください。政権交代のときに渡されただけで、我々は額も知らされていなかった」と述べた。

新国立競技場 コスト確認せず決定か
7月10日 15時14分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150710/k10010146211000.html
改築費が2520億円に膨らんだ国立競技場について、デザインを決める最初の審査の過程で、技術的に建設が可能かどうかチェックされたものの、設定したコストに収まるのかどうかの確認は、事実上行われずに決まった可能性が高いことが関係者への取材で分かりました。
新国立競技場のデザインは2020年東京オリンピック・パラリンピックの招致活動が行われていた3年前の7月、競技場を運営するJSC=日本スポーツ振興センターが、「総工事費は1300億円程度を見込む」と設定して募集し、応募した人たちもこの金額に収まることを示していたということです。このあと、建築家の安藤忠雄さんを委員長とする審査委員会が3回開かれ、46の応募作品からイラク人女性建築家のデザインに決まりました。この過程では、1回目の審査委員会のあとに委員会のメンバーとは別の専門家たちによる「技術調査」が行われました。この際に、それぞれのデザインで技術的に建設が可能かどうかのチェックはされましたが、設定したコストに収まるかどうか確認していなかったことが、関係者への取材や当時の資料から新たに分かりました。さらに、委員会の議事録や当時の審査委員への取材によりますと、その後の審査では一部の委員からコストを懸念する声があったものの、複数の審査委員が「技術調査」でコストの確認も同時に行われていたと思ったということで、最後は、オリンピック招致のためのインパクトを優先して今回のデザインが選ばれたと見られています。1300億円と設定されたコストの確認が事実上されないまま、デザインが決まった可能性が高く、その後金額が二転三転した要因になったとみられます。


安藤忠雄氏「何でこんなに増えてるのか、分からへんねん」…新国立問題で初コメント
2015年7月11日14時44分http://www.hochi.co.jp/topics/20150711-OHT1T50099.html総工費の高騰が問題となっている新国立競技場のデザイン選考について、審査委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏(73)が11日放送の日本テレビ系(読売テレビ制作)「ウェークアップ! ぷらす」(土曜・前8時)にコメントを寄せた。安藤氏がコメントするのは問題が浮上して以来、初めてとなる。
 「安藤忠雄建築研究所」の名前で、番組の司会を務めるキャスターの辛坊治郎さん(59)宛に出されたファクスでは「コンペの与条件としての予算は1300億円であり、応募者も認識しています。提出物には建築コストについても示すように求められていました。それは当然評価の一つの指標となりました」と明記。下村博文文部科学相が10日の閣議後の会見で発言した「値段(総工費)とデザインを別々にしていたとしたら、ずさんだと思う」との言葉に反発した。
 また、辛坊さんによると、安藤氏は「デザイン決定後の基本設計や実施設計には、審査委員会はかかわっていない」と話していたといい、最終的な計画概要の2520億円という金額に関しては「辛坊ちゃん、何でこんなに増えてるのか、分からへんねん!」と驚いていたという。安藤氏が7日の有識者会議を欠席した点に関して辛坊さんは「しゃべりたい気持ちは満々らしいが、周囲から止められているらしい」と聞いているとした。

石原元都知事 新国立競技場工費高騰は「安藤さんの責任じゃない」
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/07/12/kiji/K20150712010720320.html石原慎太郎元東京都知事(82)が12日、フジテレビ「新報道2001」に生出演。新国立競技場の工費が膨張している問題について、デザインの採用を決めた審査委員長の建築家・安藤忠雄氏の責任ではないと主張した。
 20年東京五輪のメーンスタジアムは2本の巨大アーチを維持して総工費が膨張しており、整備費が2520億円に膨らんだ最終的な計画概要となる実施設計が有識者会議で了承された。だが巨額の総工費は国会で批判が出るなど、議論を呼んでいる。
 石原氏は「ああいう奇矯(ききょう)なデザインになって。選んだのは東京がいろんなことで頼りにしている安藤さん。世界的、天才的な建築家ですから。彼が面白いんじゃないかって決めた」と安藤氏が審査委員長として決めたことは認めながら、「これがいくらかかるかまではね。デザインを請け負ったゼネコンが決めることですからね。高いとか低いとか彼の責任じゃありませんよ」とコスト面に関しては安藤氏の責任ではないと話した。


これが、本日7月12日現在です。
また後ほど加筆いたします。


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