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7月11日奇跡のコラボ「参加と合意形成研究会」原科幸彦&浜野安宏

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急なお話しではございますが今週の金曜日7月11日に、
添付しました資料のような研究会シンポジウムをおこないます。
これは反対運動ではありません。

「参加と合意形成研究会」のサイト
  http://www.cuc.ac.jp/~sahara/opss/
  http://www.cuc.ac.jp/~sahara/


そこでは、新国立競技場が抱える専門家でなければ理解しがたい問題点をまずは、定量的に理解しよう、そして当事者意識を全員が共有できるテーブルを構築しようという試みをおこないます。

これは哲学者のユルゲン・ハーバーマスが唱えた公共圏という概念のモデルに基づいています

今回新国立競技場に関する諸問題は、
当面の当事者であられるJSCに端を発するものでもはなく、
もちろん誘致を推進した森元首相をはじめ誘致委員会の方々が原因
なわけでもありません。
国立競技場の将来像について、検討する役割の方々、検討する諸内容と情報が、それぞれの専門分野で縦断されたまま、横断的に統合され得なかったことにつきます。

そのため、大局観的にはオリンピック誘致とそのメイン会場はなんらかの手をつける必要は自明でありながら、その対応方法が重心を欠いたまま、計画の全体像が偏心した状態での施設計画推進という今の状況を生んでいるのです。建築物は一定の要望プログラムがあればそれを反映し勝手に像を結んでしまいます。その結果の像が今回国民すべての合意を得ているとはいいがたいのはこの要望プログラムに反映するべき諸項目に不足と誇張があった結果なのです。

目的は以下です。

現在、計画に関わるすべてのレベルで各ご担当者、委託専門家も無為な作業に没頭し、ハードウェアとしての建築物には合理性を欠いたままであり、オリンピックの開催だけでなく、ラグビーのワールドカップという誘致に携わった森元首相にとっても思い入れのあるイベントを適正におこなえる時期や規模を逸脱しようとしています。
また、国民の将来にわたる税負担のこと、また広く国民に開かれた運動競技場という本来の目的を大きく逸脱して民間イベントのための支援をおこなうことが半ば第一目的と化そうとしています。
そのようなことは、本筋ではない、元より道理が通らない、
それは関係者の方々全員がお気づきのこととと思います。

そのため全員が焦っています。そして各作業項目を負担した方々は皆さん、さながら出口の見えない迷宮にさまよいこんであがいています。
そのため、現在の計画案の全体像を、各専門家集団から横断的に切り分け解剖し、人的組織的つながりと各専門家どうしの知見が正常に噛みあうための、計画案に先天的に埋め込まれてしまったその歪みを是正するための地図をつくるというのが今回の目的です。

そ して、前回のオリンピックにあった同時代精神、敗戦国日本を世界にデビューさせた当時の、昭和39年の誘致委員の方々、スポーツ関係者の方々、代議士の先 生方、技術者たち、そして当時の若い国民たちと同じように、全員が納得のうえで、各関係者全員の真の頑張り、真の努力、真の協力関係を今の国民全員にア ピールできるように少しの軌道修正を皆さんと考えていきましょう

新国立競技場計画の持続可能性 は?
7月 11 日(金)午後2時~4半
会場:千葉商科大学 ・丸の内サテライト キャンパス
ウェブ中継 実施
1. 参加と合意形成研究会の趣旨 
原科幸彦(千葉商大学 原科幸彦 政策情報学部長、東京工業大学名誉教授  )
2. 国立競技場問題
浜野安宏(ライフスタルプロデューサ)
森まゆみ(作家)
3. 持続可能性診断の方 の方法
・インパクトアセスメント 原科幸彦
・代替案
レガシー継承とその実例  森山高至(建築エコノミスト)
改修計画案  大野秀敏(東京学学研究新領域創成科教授)
・持続可能性診断 枠組み例
施設の機能 鈴木知幸(2016年東京オリンピック招致準備 担当 課長 )
環境影響: 都市気候  三上岳彦(首都大学東京名誉教授)

丸の内 3-1-1国際ビル1階、皇居側帝国劇場の側あるビルです。
Tel 03-3216 -5220
メトロ有楽町線  有楽町駅 有楽町駅 直結
都営三田線・日比谷駅直結、
JR ・有楽町駅徒歩 2分。
 ◎問い合わせ桑原洋一 Tel:  090-5541 -3635
kuwabara.yoichi@uwalumni.com 

「参加と合意形成研究会」のサイト
  http://www.cuc.ac.jp/~sahara/opss/
  http://www.cuc.ac.jp/~sahara/

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